えんも君の

「日々平凡、雑記帳」ブログ

へ、ご来訪頂き、ありがとうございます。ほっこり


3月に入り、寒暖差はあるものの

日中は暖かくなってきたな

と思う今日この頃。


その暖かさに誘われてか、

この時期になると、

数十年前の卒業式こと事を

想い出して、

ちょっぴり感傷的なります。


”ジジぃの癖に何いってんだか!”


とお笑いになると思いますが、


ジジぃだからこそ、

昔を思い出すのです。


そこで今回は、

ボクがこの時期に聴きたくなる曲

をご紹介します。


そして今回も、

どマイナーな曲です。


ありがとう

歌    : 石坂智子

作詞: 伊藤薫 

作曲: 伊藤薫 

編曲: 大村雅朗


【印象に残ったフレーズ】

サヨナラだけは 言わないけど

ひとつだけ 伝えたい

かけがえない あなただから

今ひと言 ありがとう


喜びの日も 悲しい日も

ともに夢を 追いかけた

見えなくなる 後姿

この時代に ありがとう


”ありがとう”という曲と言えば、


ボクより上の世代の方は、

水前寺清子さん”ありがとうの歌”


今の若い世代の方は、

いきものがかり”ありがとう”


を思い起こされるでしょう。


でも今回紹介するのは、

石坂智子さんの曲です。

https://youtu.be/kIFeBqZuD8U?si=-MQ58mT-ZSGKn6TQ 

”ありがとう”は、

石坂智子さんのデビュー曲で、

1980年6月に発売され、

オリコン最高位40位

にランクインしました。


この曲は、同年4月スタートの、

たのきんトリオ(田原俊彦, 近藤真彦, 

野村義男)主演青春学園ドラマ 

”ただいま放課後第1シリーズ”

主題歌 として起用されました。

※この動画は、第2シーズンのOPなので、”ありがとう”は
使用されていません。

当時ボクは、の曲を

テレビラジオの歌番組で

聴いたことがなく、


ドラマも、回しか

観たことがありません。


それでも、

オープニングで流れていた

”ありがとう” は、いい曲だぁ

と印象に残っていました。


数年前、Youtube 

この曲を見つけて聴いた時、

良い意味で1980年の音なのだと

なつかしく感じました。


これ以降、

80年代の主流となっていく

シティポップスの影響は受けておらず、


かと言って

70年代主流だった

歌謡曲やフォークのような

古さも感じません。


伊藤薫さん大村雅朗さん

曲とアレンジに、


”切ないけれど前向きな気持ちになれる”

絶妙な技巧を感じます。


伊藤薫 さんの歌詞本当に優しいです。


卒業式の日、

仲の良いクラスメートと過ごした

高校生活を振り返っている主人公。


そして、進学や就職で

都会へと旅立って行き、

もう二度と会えないかもしれない

クラスメート一人ひとりに向って、

伝えたい言葉、”ありがとう”。


この”ありがとう”という言葉には、

主人公が過ごした

3年間の様々な思いがこもっている

と、感じるのです。 


このような

シンプルなフレーズで心に響く詞

現代のギスギスした時代には

書けないでしょうし、

共感されないかもしれません。


また、この曲を聴いていると、

ボクの中学高校時代、

こんな素敵な青春ではなかったけど、

それなりに楽しかったあの頃が、

懐かしく思い出されます。


中学校卒業式後の教室で、

担任の先生が

”今日が、この3年F組のクラスメート全員

が揃う最後の日であり、別れの日となります。”

と最後に言った言葉。


そして教室を出る時、

副担任のおんな先生が、


大きな目に涙をいっぱい浮かべて

握手して見送ってくれた

を思い出します。


あれから、

数十年の時が流れましたが、

石坂智子さん 

”ありがとう” を聴くと、

その時の光景が目に浮かぶのです。


石坂智子さんについて

”ありがとう” という曲もそうですが、

石坂智子さんをご存じない方も

多いと思います。


彼女は、松田聖子, 河合奈保子, 柏原よしえ

同時期デビューでしたが、

シングル5枚発売し、

1年2ヶ月の活動期間、

わずか18歳で引退した


”幻のアイドル” なのです。


最近、

彼女のシングル4曲

聴きました。


彼女の歌唱力と表現力は、

同期の中でもトップクラス

だとと思います。


4曲ともジャンルが全く異なる楽曲

なのですが、


”えっ!? この曲って、

ありがとう を歌っていた人と

同じ人が歌ってるの!?”


”4曲それぞれ、

別人が歌っているんじゃない?”


と疑いたくなるぐらい、

それぞれの楽曲を歌いこなしています。


興味がある方は

以下のリンク先動画を

聴いてみてください。


2nd シングル”デジタル・ナイト・ララバイ”

 https://youtu.be/4VoCdBPfE_c?si=dkJPrhTNsLAbZ4Pt 

良い曲だと思うのですが、弱冠17歳の女の子に
こんな大人な歌詞の歌謡曲を歌わせるのは、
少し早すぎたと思います。

3rd シングル ”ふたりの恋はABC” 

https://youtu.be/yzNlD5e62Xo?si=zDvVrIDsEqOcOnHZ 

この曲、けっこう好きです。

アイドル曲らしいテンポの良い

ガールズポップスで、出だしの

”ふたりの恋はABC 今始まったばかり〜”

が、キャッチーです。

このフレーズがボクの中で

しばらくリフレインしていました。


4th シングル ”浮雲”

 https://youtu.be/wyrLgFmBQEo?si=NYMMcc4eReKET4C4 

フォークっぽい良い曲だと思います。
でも、アイドル曲としては、今ひとつ
インパクトに欠ける気がします。

4曲それぞれの出来は悪くないのに

今一つ人気が出なかったのは、


石坂智子という歌手を

売出す方向性が定まっていなった、

迷走していた 事が原因と思えます。


(そもそも、”ありがとう”の発売日

卒業シーズン前の1月下旬くらいに

前倒ししていれば、

もっとオリコンランキングが、

高かったはずです。)


事務所が、彼女の売出す方向性を

キチンと定めていれば、

もっと人気が出ていたと思えて、

残念でなりません


8 月も中旬を過ぎてしまいまし

今回は、ここまで

 

最後まで読んでいただき、

ありがとうございました。

また、次回お逢いしましょう

 

心は少年、体はオヤジの

えんも君でした。 

ブログ内の画像および動画はお借りしたものです。