えんも君の

「日々平凡、雑記帳」ブログ

へ、ご来訪頂き、ありがとうございます。ほっこり

 

今回は、70年代, 90年代に大ヒットした歌で、

歌詞の続きが気になる歌を紹介します。


今回の記事は、

先日ある方のブログを読ませて頂き、

結婚とは夫婦とは何か?


と考えさせられたのが

きっかけでした。

 

1.関白宣言

 作詞作曲 さだまさし

1979年に発表された、

さだまさしさんの歌です。

 

歌も大ヒットしましたが、

社会的にも話題になりましたね。

 

ちなみに 

"関白"とは、亭主関白のこと 

です。

 

亭主が、豊臣秀吉(関白)のように

家庭内で威張っている様を

意味しています。

https://youtu.be/tsXkp9FVzgg 

"だまって俺について来いっ!" 

なんて、現代では 

"時代錯誤で受け容れられない考え方"

ですよね。


でも、

1979年当時の中年オヤジの中には、

こういう考え方が

まだ残っていたんですよね。

 

歌詞の内容は、

結婚間近の男性が、

婚約者の女性に対して、


結婚生活の要望を一方的に

少しユーモラスに伝えています。

 

現代の女性が聴くと

"よくもまぁ、勝手なことを!"

と呆れることでしょう。

 

とは言え、歌を聴いていると、

歌詞の所々に

旦那さんから奥さんへの愛情を

感じます。

 

そこが、さだまさしさんが吟遊詩人と

いわれる所以ですね。

 

この後、

女性アーティストからの

アンサーソングもたくさん作られたんです。

 ·良妻宣言(たなか愛)、

 ·奥方宣言(渋谷岩子)、

 ·関白宣言に対する宣言(桜田淳子)、

 ·逆・関白宣言(沢知恵)

それだけ話題になったって事ですね。

 

この曲を聞いた後、ボクは

"この主人公の男性は、

無事に亭主関白を貫けたのかなぁ"

と気になっていました。

 

"たぶん無理だよねぇ" と、

ボクの経験から予想できますけど…

 

実は、さだまさしさんは、

この歌の続編を作っていたのです。

 

関白失脚

 作詞/作曲 さだまさし

関白宣言から25年経過した

1994年に発表されました。

 

あの歌詞の主人公の男性も

25年経てば、立派なオジサンです。

どんな生活を送っているのでしょうか?

https://youtu.be/LdusABxAlFA 

 のタイトルからして、

内容は "あ〜ぁ、やっぱりね"

って感じです。

 

同世代の男性が聴くと、

"この主人公より、自分の方が幸せかも" 

と思うか、


"なんだかんだ言っても、

主人公は幸せだよ" 

と思うか、意見が別れそうですね。

 

そして、

主人公のわびしい生活を

ユーモラスに描きながらも、

 

最後は人生の応援歌として締めくくる

 

さすが、さだまさしさんですね!

 

2.部屋とYシャツと私

 作詞/作曲 平松愛理

1992年に発売された平松愛理さんの歌です。

 

当時はバブル崩壊直後。

人々は、その余韻に

まだまだ浸っていた頃です。

 

結婚式/披露宴は、

"関白宣言"の流行った1979年頃から、

大きく様変わりしていました。

 

バブル期に、結婚式場が

次々と全国にオープンしました。


式場側は、若者受けを狙った

ど派手な演出の披露宴を提案し

それが人気を得たのです。

 

"関白宣言"の流行った1979年頃では

考えなれないような演出!

 

レーザービームが飛び交い、

スモークが焚かれ、

新郎新婦がゴンドラに乗って登場! 

なんて当たり前でしたね。


あと、

結婚情報誌 "ゼクシィ" が創刊

されたのも、この頃でしょうか。

https://youtu.be/efMGn6LtD9o 

歌詞の内容は、結婚間近の女性 "私" が、

婚約者の男性に対して、

結婚生活への夢を少しユーモラス

に伝えています。

 

なので、この歌は、

"女性版関白宣言"とか

"関白宣言へのアンサーソング"

と呼ばれ、話題になりました。

 

ボクがこの歌を聴いて思ったのが、

"この10年間で女性が強くなったなぁ" 

ということです。

 

1986年に男女雇用機会均等法が施行され、

 

企業は男女の区別無く平等に

雇用することが義務付けられました。

 

この法改正が施行されたことにより、


女性が男性と対等に

渡り合えるような仕事が

選択できるようなり、


夫婦共働きもしやすい環境が

整ったのです。

 

なので、

この歌詞の主人公 "私" も、

"男と女は平等“ という視点で、

語っているのでしょうね。

 

ちなみにタイトルの

"部屋とYシャツと私"とは、


"私" が、結婚生活で

いつもキレイにしていたいもの

を指しています。

(そんなん、知ってるわっ! 

とツッコミ入れられそうですが…)

 

結婚に対する夢や憧れが

いっぱい詰まったこの曲を聞いたあと、

 

主人公の"私" は、”数十年経っても

幸せな結婚生活を送っているのかなぁ"

と関白宣言と同様に気になっていました。

 

でも、うーん、

こればかりは想像できませんでした。

紆余曲折があっても

幸せでいてほしい反面、

 

不倫ドラマが流行してるので、

そっち方向へ向かったのか…

 

実は、この歌も続編が

作られていたのです!

 

部屋とYシャツと私

〜あれから〜

作詞/作曲 平松愛理

前作から27年経った、

2019年に発表されました

https://youtu.be/Y8NdCIXjXFY 

 

 不倫ドラマ方向に、

流れてなくてよかったです。

 

とは言え、前作の

夢みる夢子ちゃんだった "私" は、

現実と向き合い、

乗り越えながら、

たくましく生きてきたようです。

 

そう、みなさんと同じように…

 

"あなた浮気したら 

うちでの食事に気をつけて 

私は知恵をしぼって 

毒入りスープで 一緒に逝こう"

と言っていたのが、

 

"あなた浮気したら 

私は子供を守るから 

結婚祝いのカップに 

製スープ 一人で逝って"

に変わりました。

 

"大地をはうような 

あなたのいびきも歯ぎしりも 

もう暗闇に独りじゃないと 

安心できて 好き"

と言っていたのが、

 

"大地をはうような 

あなたのいびきは大問題 

幸せは夫婦別室で  

朝のおはよう 好き"

と気持ちが変化したみたいです。

 

だけど変わらないものもあります。

それは、

 

"部屋とYシャツと私 

愛するあなたのため 

毎日磨いていたいから"

 

この2曲を続けて聴いて思ったのは、

主人公の "私" は、

心境が変わり、

たくましくなっても、

ご主人のことが変わらず

大好きなんだなぁ、

ということでした。

 

"関白宣言"、"部屋とYシャツと私"

の2曲をご紹介しましたが、

如何だったでしょうか?

 

2曲共、結婚をテーマして、

続編曲が創られています。

 

これって凄いことだと

ボクは思うのです。

 

何が凄いかと言うと、

当時この曲を聴いていたリスナーが、

年月を重ね、経験を積み上げて来た後、

続編曲が発表された事です。

 

つまり、続編曲の主人公達も

ボク達と同じように月日を重ね、

経験を積み上げて来てるのです。

 

だから、続編の歌を聴いて

一番感銘を受けるのは、

当時、

この曲を聴いていたリスナー

なんですよね。

 

かくゆうボクも、

そんな人々の中の一人です。

 

8月も中旬を過ぎてしまいまし

今回は、ここまで

 

最後まで読んでいただき、

ありがとうございました。

また、次回お逢いしましょう

 

心は少年、体はオヤジの

えんも君でした。 

ブログ内の画像および動画はお借りしたものです。