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久しぶりに、第2次世界大戦を題材とする戦争映画を観ました。
映画のタイトルは「FURY(フューリー)」です。
(観たのは、家の近くの、ユーカリが丘のイオンシネマでした。)
ナチスドイツと闘う、アメリカの戦車隊が主人公です。
(主人公であるブラッド・ピットが指揮する、
戦車の名前が「フューリー」なのです。)
ナチスドイツは、当時の世界で、とても手強い存在でした。
しかも、戦場は彼らの本拠地、ドイツ国内です。
当然、米軍にとってはアウェイでもあり、
けして、楽な戦闘ではなかったことでしょう。
(多くの犠牲を払いながら、過酷な戦争を続けていたと言えます。)
ナチスドイツは狂気に満ちた独裁者、ヒトラーが国家権力を握っていました。
そして、国家総動員法のような法律で、国民を全て軍隊としていました。
(考えてみれば、当時の日本は、このナチスドイツと同盟関係だったのですね。)
(日独伊三国同盟と言うのを、歴史で教わりました。)
ナチスドイツでは、SS(親衛隊)と呼ばれる、
一部のエリートが幅を利かせていました。
まさに、国家的な「ならず者」でもありました。
主人公のドン・コリア-は、このSSを、とても嫌っていたのが印象的でした。
戦闘シーン、これは本当に迫力があって凄かったです。
敵も味方も、どんどん戦死していきます。
(その点は、日本映画の「二百三高地」を彷彿とさせました。)
平和って、大きな代償を必要とする物なんだなと、改めて感じました。
「これが現実なんだ」と言う、主人公の言葉にも、実にリアリティーがありました。
ブラッド・ピット(役名ドン・コリア-)の率いる戦車隊は、
最初4台で戦場に向かいますが、最後は1台だけになってしまいます。
そして、敵陣のど真ん中で、壮絶な「最後の戦い」に臨むのです。
人間と人間との殺し合い、これは酷(むご)かったです。
彼らにとって、生きることがすなわち、
愛する国家(アメリカ)の為に闘うことだったのでしょう。
アメリカの歴史には、こう言う過去も、引きずっていることを再認識しました。
見終わった後は、「爽快さ」と言うよりも、
ちょっと重たい気持になりました。