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上野公園の国立科学博物館に行ってきました。
「ナスカ展」を見るのが目的です。
(「ナスカ展」は2006年に開催されましたが、
大好評を受け、今回は19日間だけのアンコール開催です。)
会場は、たくさんの人で賑わっていました。
平日と言うこともあり、年配(60才以上)の人が多いようです。
ミイラや陶器等、展示物も実に豊富でした。
でも、何と言っても圧巻だったのは
「地上絵」の映像でした。
本当に見ごたえのある
「CG(コンピューター・グラフィック)」だと思いました。
(まさに感動的です。)
「地上絵」は世界中、いろんな所にもあるそうですが、
ナスカの「地上絵」は大きさが全然違うそうです。
コンドルの絵は、幅が100mを超えています。
(他の地域の「地上絵」は
せいぜい長い部分で50m程度とのこと)
この、ナスカの「地上絵」ですが、今、絶滅が危惧されています。
それは、自然のせいというよりも
人間が車で「地上絵」に近づいたりすることが原因です。
何とか保護して、残す手段はないものでしょうか?
「地上絵」のあるインヘニオ台地という所は、
本当に何もない「自然が剥き出しの地域」という感じです。
その中を一本のハイウェイだけが、文明として存在します。
なんと自然は大きい物でしょうか?
人間の営みとしての「地上絵」は、
誰が何の目的の為に作ったのだろう。
ナスカの「地上絵」には
そんな気持ちにさせる不思議な力があります。