2020東京オリンピック | 遠藤雅大 エンマサ サッカー人語

2020東京オリンピック

監督候補に、(現)広島の監督を務める森保氏など数名の名前あがり話題を呼んでいる。
私が長年に渡り指導させて頂いている現場、駒沢公園内。その陸上競技場において、かつての日本代表チームは、南米の強豪でも知られるアルゼンチン代表を下した歴史を持つ。
世界はその歴史を忘れない文化を持っているだけに、2020に【世界の目】がここ日本に集中することは、監督選考・選手選考・技術方針と強化体制の改革が重要であると考える。
先のラグビーW杯日本代表チームの元ヘッド・コーチであったエディ氏のような発想や直感力を持つ指導者と強化体制をつくれるかは重要であり鍵となると考える。
なぜなら、【世界の目】はそれだけ鋭いと思うからだ。

森保氏は、私がプレーヤーの頃も代表やJリーグ等で対戦した、チームメイトでもあった、ハンス・オフト氏が率いた日本代表チームで重要視された、【サポートプレーヤー】であり、オフト元日本代表監督の申し子だ!!!
攻撃陣と守備陣を促す汗かきとも、ちょっと違う、組織全体を支える役目。
裏を返せば、チームの指揮官と言っても過言ではない。

世界は運だけでは勝てない。
どんなに流動的なサッカーに世界中が変化しても、固定的時代にあった専門家は必要と考える。
なぜならば、チーム(組織)は役割があり、役割があるということは、チームの個人は専門分野を持つ。そこの理解と特徴がない限り、流動性は作れないし、チームのハーモニーは偶然でしかない。

そして何より、チームを指揮する監督の力とは、その特徴を相手チームが消して来た時からこそ、発揮されるものだからだ。
チーム力。それはまさしく監督力なのだ!!!