出会い・・・ | 遠藤雅大 エンマサ サッカー人語

出会い・・・

私も3歳の時にサッカーに出会い、プロでも少しプレーさせて頂いた。
思い起こせば、小学生時代に出会った舟橋先生はとても愛情を注いでくれ、私をジュニアユース日本代表にまで育てて下さった。何十年ぶりであろうか、駒沢の体育館で私が指導させて頂いている現場に突然来て下さった時は、嬉しかったな~。
そして、92年のバルセロナオリンピック時代のD・クラマーさんとの出会い。
とても情熱的で几帳面な方で、基本技術の重要性を繰り返し私達に叩き込んで下さった。
プレーヤーとしての心構えや、代表選手・人としての身だしなみなどなど言葉は通じない中、行動でも示して下さった。
最後に私のサッカーの父、三村恪一さん。
私にとって全てが衝撃的であり、ジュビロ磐田時代の厚木基地での出会いから、いまだにお世話になっている。とにかく技術とは!?の奥の深さを私に教えて下さり、生きざま、人間の弱さまで教えて下さった。人に物事を教えるということの難しさと、誇り、伝統と伝承の大切さを私に叩き込んで下さった。そして何より、自分の事より家族やサッカー界のためであれば、ご自身を犠牲にされる愛情の深さ、そのためのエネルギーを生む力をこの僕に教えてくれた師匠だ。
本当の愛とは、を感じさせてくれた唯一の方だ。
出会いがあれば、この世は別れもある。
多くの方々との交流により、如何に己の肉体と魂を磨いていけるか、最近人生とはと考えさせられるが、私にはサッカーがある、サッカーしかない。
少年を大人にし、大人を紳士にするスポーツ。サッカーとの出会いは大きい。
私にとって、サッカーはまさしく自分の生き方を見つめさせてくれる。
原点とお陰さまの心を忘れずに、今を生きて行く。