某動物愛護団体にて薬害事故と思われる事案が発生しました。
里親探しの譲渡会にて人獣共通伝染病のコクシジウムの治療薬バイコックス(要指導薬)を獣医師の指導ナシに投与、またその翌日に3種ワクチンを生後2ヶ月の3頭の子猫に接種した所、その週末には2頭に嘔吐・高熱が出、残念な事に内1頭死亡しました。
また無事だった1頭は全くの無事という訳でもなく、多少の体調崩れだけで済みました。
治療にあたった獣医は、『譲渡会とバイコックスとワクチン』の合わせ技で発症、死亡に至ったのでは?と推測しています。
が、当該団体はワクチンの副作用のみを主張し、1週間の休薬期間を設けようとの提案も拒否、また手間・予算の観点からバイコックスとワクチンの同時投与はこれからも続ける、と電話回答でした。
団体としてはバイコックスとワクチンの同時投与はどうやら初めてだったようですが、『20年のキャリアがある、今までこんなことはなかった』 を繰り返すのみです。
主張根拠の20年ですが、バイコックスを現在常態として使用している某行政施設に話を伺った所、『2014年から使い始めた、またワクチンとの同時投与はしたことない』と書面で返事を頂きました。
バイコックスはそれまで2週間程掛かる治療期間をたった1回の投与で虫を落すというものです。
ちなみにこの薬を使用する獣医師は現在はちらほらいるものの、少ないとのこと。
3種ワクチンは確かに劇症状で死亡する個体がいるのは事実ですが、その事故全てをワクチンのせいにするには無理があるのではと思います。
たとえワクチンのせいとしても、休薬期間を設けるのは賢明な事故回避策だと思われます。
この事案についての症例が他にない為、同じ症例を探しております。
もし同じ事案を経験、または見聞きしたことあるようでしたら、是非ともご一報ください。
