先日、懇意にしている人の甥っ子さんのセッションを依頼されました。


甥っ子さんは施術家で、どうもエネルギー療法を行っているらしい。


マッサージの業務に加えて、体の「悪い気」を操作するという独自のスタイルだそうです。


最近、整体師は増えているものの、エネルギー療法を専門とする施術家はまだ少なく、出会う機会も限られています。


そんな背景もあり、今回のセッションは僕自身にとっても興味深いものでした。


〈M氏との邂逅〉


当日、現れたのは背が高く、清潔感のある好青年。30代に見える彼を、(実際は40歳)ここではM氏と呼ぶことにします。


僕の施術時間は1時間。


自己紹介を交えながら施術を進める形で、まずは音叉リーリングで整体から始めました。


血流調整、骨格調整、自律神経のバランスを整えつつ、ビフォーアフターの変化を説明。


続いてエネルギーヒーリングによる経絡調整も施しました。


M氏は施術中、静かに頷くものの、大きなリアクションを見せることはありません。


淡々と受けている様子に、リアクション薄いな〜と思い、話題をマッサージの学校や施術経験に向けてみました。


〈左肘の異変とM氏の施術スタイル〉


施術を続けるうちに、M氏の左肘から肩にかけて、異様な硬さを感じました。単なる筋緊張ではなく、靭帯や筋肉が萎縮しているような、明らかに普通ではない状態です。


この若さで、特定の部位だけがこれほどのダメージを受けているのは不自然。


ここで僕は施術スタイルを変え、治癒力を呼び戻すための特殊な手技を施しました。


左肘に特殊な光を入れたその瞬間、M氏が初めて明確なリアクションを示したのです。


「この肘の悪さがわかりますか?」


M氏は、僕が左肘に対してだけ施術を変えたことを見抜いたようでした。


それから態度が一変して自身の治療スタイルについて語り始めました。


彼は右手で患部をリーディングし、左手を使って悪いエネルギーを調整する施術を行っているとのこと。


しかし、その過程で左手からネガティブなエネルギーが侵入し、肘に負担がかかるのだと言います。


さらに話を聞くと、彼は10年前から突然、人の「悪いところ」が見えるようになったそうです。


整形外科の医師の計らいで、様々な患者をリーディングさせてもらった経験もあるとか。その能力を活かすために、後からマッサージの資格を取得し、現在は末期ガン患者を含む重症患者の治療にあたっているとのことでした。 


〈施術後の変化と今後への期待〉


セッションが終わる頃、M氏は左肘を不思議そうに見つめ、何度か曲げ伸ばしをしました。


「気か肘に通った感じがします。肘、使えそうですね」


最後の左肘に通した光のエネルギーの効果には、少し驚いてくれたようです。


M氏の施術は、悪い部分を点で見つけ、それを「溶かす」「広げる」といった手法で治すというものですが、


自分の体を依り代に使う分、危険も伴う緊張と繊細さを必要とする高度な技術で、体の消耗も激しいと語っていたのが印象的でした。


感覚的に問題を捉え、操作する力を持つ彼と、時間をかけて談義してみたいと思いました。


こんなふうに、独自の研究を続ける人と出会えるのは本当に楽しいものです。これからも、こうしたご縁を大切にしていきたいですね。


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