数年前に読んだ土橋重隆先生著
「がんをつくる心治す心」
この本は、癌患者との対話から
心とがんの関係を探った本です。
心と病との関係を伝える本は様々ですが、この本の著者は外科の医師であり、しかも癌という特定の病と心の関係に焦点を当てた、とても考えさせられる本です。
土橋先生は、もともと癌の切除を中心とした外科医でした。
ある時に代替医療を中心とする帯津病院に勤務する事になります。
同じ癌患者と向き合うにしても、全く違う治療環境の中で
「そもそも何故がんになるのか?」
と言う原点的な疑問を持つ事になります。
日々、この疑問との格闘する中で、末期癌の人にこの質問をぶつけ続けるようになります。
「あなたは何故がんになったと思いますか?」
沢山の癌の患者さんに質問をぶつけるものの、なんの繋がりもない 答えはバラバラ。
ある時、ある事を思いつきました。癌の部位による分類です。
すると、ある傾向に気付きます。
それは乳癌の患者さんの答えから糸口が見つかりました。
右の乳癌と、左の乳癌の患者さんの返答には明らかな違いがあったのです。
右の乳癌
「家庭内の問題」
左の乳癌は、
「肉体の酷使」
以上のキーワードに明らかな差があったのです。
右の乳がんは、夫や家族に対する不満の割合が多く、左の乳がんは仕事や生活忙しく、肉体にかかるストレス非常に高い。この傾向がわかりました。
それから、大腸の直腸、結腸、胆嚢、肺、胃、それぞれ部位によっての傾向を調べて、がんと心の関係を明らかにしてゆきました。
僕のクライアントさんは、右の乳がんで亡くなられたのですが、亡くなられる前まで、夫への不満を漏らしていました。
僕は、長年クライアントさんとの関わりから、
右の背中のコリ、張りは精神ストレス
左の背中は、スケジュール管理のストレス
と捉えていました。
その事と土橋先生の乳がんの話の符合した事に、体は心の鏡なんだなぁ、とつくづく感じます。
この本には
乳癌の他にも、胃癌、大腸癌、肺癌、胆嚢癌などそれぞれの心のパターンも紹介しています。
興味があれば是非読んで見て下さい。