仕事をしていて、嬉しい!っと思う事はありますか?
仕事をしていて、涙を流すことってありますか?
料理のお仕事を始めて10年。
あぁ、報われた・・・と思った瞬間でした。
仕事を始めたばかりの頃は、精神的にも体力的にもボロボロ。
もういいや・・・
このままもう・・・
だとか、毎日が後ろ向きの意見ばかりが頭の中をぐるぐるとまわり
元気がでない日々が半年はありました。
怒られる事が、自分を成長させていた。と知ったのは、独立をしてからでした。
一人の仕事って、怒ってくれる人もいないですしね。
もし、注意してくれる人がいたら、将来のあなたを想ってくれているのかもしれません。
なぜ、私がこれほどまでにポジティブに考えられるようになれたのかしら?
それって、やっぱり自分が作ったご縁ではないかと感じました。
縁は待って出来ているのではなく、自分で作るものなんですね。
カナダ、最終イベント。
デリシャス♥健美会(カナディアン向け)
カナダで開催の2回目となるこの会はカナダの方向けの英語のセミナーでした。
いつものように、自然医師のマミ先生とのコラボです。
春をテーマに。とまみ先生にお願いしたのは
この会のコンセプトである、
心、カラダ、たましい、つながり。
私なりに、料理のテーマを決めました。
今回のメニューは、祖母にあてたもの。
春が誕生日だった祖母にメッセージを贈ろうかと思いました。
祖母は、昨年他界し、最後に会うことができなかった後悔と作ってあげたかった料理を込めて
桜をテーマにしました。
まずは、まみ先生のセミナーからです。
日本の茶道を連想させ、まずは心を落ち着かせます。
そして、一品目は、春の訪れを待ちきれない冬をイメージした酒粕のカクテルでカンパイです!
カクテルと一緒に、ローカル野菜を使ったブルスケッタです。
この食感や季節、五感を感じていただきます。
2品目は3種のプレート。
コチラは胡麻豆腐です。
葛粉でよ~く練り上げます。
辛い時も、楽しい時も、人生ゆ~っくり練り上げる。
時間が経つと、固まって、美味しくなるのです。
醤油の味は日本を感じさせます。
千草和えと豆のサラダ。
千草和えのように、一種類ではなく、三種類になって始めて美味しさのハーモニーが生まれます。
黒米で炊く米は桜ピンク色。
次の日がひな祭りだったので、手鞠ちらし寿司を作りました。
レモンの香りのする茶碗蒸しといただきます。
いちご大福です。
おばあちゃん、いつもありがとう。
80歳の頃は自転車を運転し、
ずっと元気で駄菓子屋さんを90歳まで続けていて
いつも、私をみると
すごいね~がんばるね~と言ってくれて
ありがとう。
今年の春は寒いです。
早く、寒い冬なんかすぎて春が来てほしいな。
そんな事を思っていたら、
心には春が来ました。
イベントが終了したあと。
メッセージを皆さんにいただきました・・・
ほんとうに、ほんとうに、ありがとうございました。
ひと皿ずつ、五感を感じながらゆっくり落ち着いて食べる事。
ひと皿ずつ、思いを込めて作ること。
マミ先生が、参加してくださった皆さまが
こらまで以上に料理の楽しさを教えてくれました。
これぞ、人とのつながり!
en-kitchenですね♥
第一回目の様子がご紹介された雑誌があります。
トロントの雑誌 bits
http://www.bitslounge.com/nikkei/022114_05