どれだけ大きくて高精細のテレビで観ても、

心に残る映画は足を運んで息を詰めて観た映画。

小学生の頃から、他界した寡黙な父がよく映画館に連れて行ってくれた。

 

「今夜、ロマンス劇場で」は高安病が再燃をし、

真っ暗な闇に心が急降下しかけた時に、

精神の崩壊を恐らく救ってくれた2年前の映画。

 

経験したことのない昭和の初期に、

どれだけ映画が人に愛され、

どれだけの熱量で映画を作っていた人がいたのかを知り、

胸が熱くなりました。

 

↓2年まえに公開された当時の予告編

 

コロナウイルス感染再拡大の中、大きな試練に向き合っている映画館。

役所広司さんが、ギリギリの発言をインタビューでされています↓

 

とても切なくなりました。

そしてやっぱり映画館が経営難で閉鎖されていくのを見るのは辛いです。

クラウドファンディングがあれば真っ先に少しでも支援したい。

 

だって小5の時に「自分はこう生きていくんだ」と誓いを立てたのも映画の影響だし、

高安病になって暗闇で自分の魂を蘇生させてくれたのも映画だったから。

 

映画って、

映画館まで自ら足を運び、

隣の人が貧乏ゆすりする苦手な人であるかも知れず、

基本的に2時間近く自由を奪われるにも関わらず、

一旦映画開始のブザーが鳴ると夢の世界に連れて行ってくれ、

自分の限られた人生だけでは味わえない世界を見せてくれる魔法。

 

どうか、

どうぞ、

映画製作に携っている全ての方々の、

熱意と希望が又報われる世界になりますように。。。

 

(よく行っていた日本橋室町コレドにあるTOHOシネマズ)

 

Aozora