夏季休暇が終わり、今日9日ぶりに満員電車に乗り出勤しました。

が、昨晩自宅でアクテムラの注射を打って又、急に右半身に内出血が広がってしまい、船酔いみたいな感覚だったおばけので、転倒して意識を失うといった最悪のケースを想定し、緊急連絡先を裏面に記入したヘルプマークをカバンにつけて家を出ました。

 

会社付近の車内で目をつむって立ちながらつり革に寄り掛かっていたら急に右の手首を優しく握られたので、「うん?子供にでも好かれた?(=>何故?猿)」と思って目を開けたら、目の前に座っていたOLの方に、「あの、お席良かったら座って下さい」と言われました。

 

ヘルプマークはこの1年間で今日入れても3回位しか付けたことがないけれど(気絶する危険性/予兆(?)を感じる本当に稀な時だけ付けます)、今日の様に席を譲って頂いたのは(というかそもそもシルバー世代でもない自分が人に席を譲ってもらうなんていう経験は)自分の人生の中で今日が生まれて初めて(!)だったので「ヘルプマークを知っていて席を譲ってくれる優しい人が東京にもいるんだなあ~」と感謝の気持ちでいっぱいになりました照れ

 

お声掛けしてもらった所の駅から2つ目の駅で降りるので御遠慮しましたが、

降りる時に「さきほどはどうも有難うございました」と御辞儀したら

「お気を付け下さいね」と言われちょっと感激した笑い泣き

 

席を譲ろうとしてくれた女性の優しい色合いの花柄のワンピースが目に焼き付き、

「生きていたら有り難いことに出逢うんだなあ」

と思いながら、心が2mg軽くなり、会社への道を急ぐ青空であった(=>短編小説風。どこが!?)

 

おしまいゾウ

 

Aozora