『ライフデザイン婚活』ななえです。

キャリアもプライベートも充実させたい女性に向けて、

ビジネススキルを婚活に活用し一挙両得な情報を提供しています。

 

婚活に関する話を見聞きしていると、

「婚活の勝ち組になりたい」とか

「負け組になるくらいなら婚活したくない」など聞くのですが、
婚活の勝ち負けって何ですか?真顔

誰もが羨む条件の家庭を作るとか、女性であれば年収の高い男性を見つけることが勝ち組として言われることが多いようですね。

 

人それぞれ様々な価値観があって良いと思いますが、結婚は新しい家族との生活のスタートですよね。多くの場合は親よりも長く一緒にいることになるわけです。

 

そこに勝ち負けの意識がいるの?と疑問に思いますが、気にされる方の多さに驚きます。

で、真の勝ち組がいるとしたらどんな人達なのか、を考えてみたのですが、

 

それは、自分自身が幸せかどうかではないですか?

 

結婚して幸せな人を思い浮かべていた時に、今年亡くなった義父を思い出しました。

 

とても穏やかで、知識が豊富で、時々面白い冗談をポツリと話しては私たちをいつも笑わせてくれました。お仕事の話をする時は、少年のように目をキラキラさせて、業界の状況や、海外での意外なエピソードなど興味深い話を教えてくれました。最後は近くの病院に入院することになり、新型コロナの罹患数がまた増え始めた頃で、付き添えるのは家族一人に制限され、いつもお義母さんがそばについていました。

 

亡くなった後、お義母さんが入院時の様子を教えてくれたのですが、

二人手をつなぎながら、

「〇〇温泉に行った時は楽しかったね」

「(通院のための)〇〇までの往復はドライブデートのようだったね」

と思い出話を楽しそうにずっと話していたそうです。

 

そして、結婚に勝ち負けがあるとしたら、これこそが勝ちの結婚だと確信しました。

 

二人が結婚したのは50年前、同じ職場でしたがあまり接点はなく、友人同士の紹介のような形でお付き合いが始まったそうです。結婚したばかりの時はお給料も安く、結婚後はすぐにお姑さんの住む実家での同居生活でした。仕事が忙しく若い頃はほとんど家にはいなかったそうです。男の子二人を授かり、賑やかな毎日だったようですが、二人の息子が進学で家を出る頃、お姑さんが亡くなりました。お義父さんは定年退職後に仲間と事業を立ち上げ、欧米との連絡をするために昼夜逆転で仕事をするなど、相変わらずお仕事に忙しい日々だったそうです。子供達が結婚する頃から事業も安定し、海外出張にお義母さんが同行したり、一緒に温泉を巡ったりと出かけられるようになったと聞きました。5年前に心臓を患い、長い間食事療法が続いたり、2年前に癌が見つかってからは定期的に抗がん剤の治療が行われ、心身ともに過酷な時期だったと思います。亡くなった後、お義父さんがいつもコーヒーを入れ「ちょっとは休憩したら」と言ってくれたこと、電球を変えたり家電を選ぶのはお義父さんの仕事だったこと、食事をしながら話す何気ない会話、お義母さんは目に涙を浮かべながら、寂しそうに、でも楽しそうに話してくれました。

 

生活をしていく中には、楽しいことも、辛いことも訪れます。

結婚の素晴らしさは、自分と一緒にそれを経験してくれる人がいることではないでしょうか?

 

辛いことを助け合って乗り越えたり、楽しい時間を一緒に過ごすことで、沢山のかけがえのない思い出を共有することができます。

 

日々の生活も大切な思い出です。誰にとっても、ふと口にした一言がずっと記憶に残っていたり、いつもしてくれる何気ない優しさが温かな気持ちにさせてくれることってありませんか?

毎日を共に過ごす人と、そんな小さな喜びや親切を積み上げていけることは、人生のとても大きな財産になると思うんです。

 

人生の最後の時に、一緒に時間を過ごした人と手を繋ぎながら、楽しかった思い出を語る。

これ以上素晴らしい人生の終わらせ方はないと思ったのです。

結婚の価値とかメリットを気にする人がいますが、本当の価値はそういうところにあるのですが、人によって感じるポイントが違えば、二人の関係性の中で価値が出てくることでもあったりして、なかなか伝えることが難しいと感じてしまいます。

 

どんな場合であってもあなたが幸せになることが勝ちということで間違いありません。
幸せな今と未来を過ごしましょう。

 

ライフデザイン婚活、詳しくはこちら