この作品、アニメ放送開始が1999年でその時私は高校生。
当時から既にポケモンのパクリやらたまごっちの二番煎じやら言われてた記憶がありますが、そんな事お構い無しにハマって観ていました。
アニメの内容はポケモンよりも少しだけ大人向けだったように感じましたね。
主役である子供達の家庭環境の複雑さ、悩み。
それを乗り越えていく成長の過程、育む友情。
そして最後に訪れるパートナー達との別れ。
突然流れるbutter-Fly。
もう泣いたよね!
デジモンアドベンチャー
通称『無印デジモン』。
デジモンのゲーム自体は色々なハードで発売されてますが、アニメ『デジモンアドベンチャー』をそのまま題材にしたゲームはこれが唯一かと思っています(たぶん)。
ストーリーはアニメ版をほぼそのまま再現して追体験できるようになっていて、これだけでもファンにとっては嬉しい仕様です。
OPテーマも当時のアニメそのままの歌と映像で流れて感動ものです!
このOPを歌っていた和田浩司さんは、癌の為42歳という若さで亡くなってしまっています。
そんな記憶も蘇りこの時点で涙が出そうでした。
キャラクターグラフィックもよくできてるなあという感じ。
アニメと見比べてもそこまで違和感がないくらい再現されてると思います。
システムは本当にオーソドックスなコマンド選択式のRPG。
パーティは3体までしか入れられないんですが、物語の主役である選ばれし子供たちは8人。
当然パートナーとなるデジモンも8体。
これがかなり悩みますね!
どのデジモンにも思い入れがあるからみんな使ってあげたい!
イベントでキャラクター同士の絆を高めるとキズナコンボが一定確率自動で発生、SP(スキルポイント)を消費せず技を出してくれます。
キャラクターもパートナーデジモンよく喋ってくれるし、キャラ育成も戦闘もかなりシンプルな形でとっつきやすく、アニメデジモンアドベンチャーのファンならまず間違いなく、アニメ観た事ない人でもストーリーを一から追っていけるのでかなり楽しめるソフトだと思います。
ただ難点がいくつか。
まずはディスク読み込みの多さやロードの長さ。
イベント時のキャラの会話はフルボイスですが、会話する度にシャーシャー読み込み音が…。
最初は本体が調子悪いのかと思い何台か試してみましたがどれも大差ないのでそういう仕様なのでしょう。
敵とのエンカウントの際もいちいちロードが入り、10秒ほどの時間がかかるのでそこもちょっとストレス。
あとはデジモンの1番の醍醐味と言っても過言ではない進化なんですが、アニメ同様基本的にデジモン達は成長期の姿で行動しています。(パッケージ画像にある姿)
戦闘の度にSPを消費して1体ずつ進化する必要があり、戦闘が終われば元に戻るのでこれもテンポを悪くしてます。
まあこれはアニメ通りの設定といえばその通りなのですが、何十回何百回も戦っていくとマンネリ化してしまいますね。
これは余談ではありますが
『劇場版デジモンアドベンチャー・僕らのウォーゲーム』という作品があり、これは細田守監督が手掛けておられます。
時をかける少女
サマーウォーズ
おおかみこどもの雨と雪
バケモノの子
などの代表作が挙げられますが、『僕らのウォーゲーム』はサマーウォーズの原型と言われておりストーリーや設定が似通っている部分が多々ありますのでぜひ見比べてみて下さい(笑)
まあなんか色々書きましたが結局は
90年代アニメはデジモンアドベンチャーとカードキャプターさくらが最強!!
というお話でした。
お付き合い頂きありがとうございましたm(__)m





