久しぶりにハセガワのVF-1を作りたい③(完成) | 自由に楽しく大雑把にプラモデル

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感性の赴くまま楽しくプラモデルを作っています。
大雑把な性格なので、超絶作品は来世で作ることにしています。


引き続き、ハセガワの1:72 VF-1を作っていきます。


【モデラー泣かせの合わせ目】
接着後は塗装できない、ベクタードノズル及びエンジン内部、エアインテーク内側、コックピットのバスタブを塗装しておきます。


接着して合わせ目を処理します。

メインエンジンと機首は派手に凹みや段差が生じます。

かれこれ20機近く1:72 VF-1を作りましたが、一度も接着前の擦り合わせだけで段差がなくなったことがないので、定番工作となっています。

凹みや段差の状態に合わせて、ポリパテと溶きパテを使い分けます。

ここは手がかかる分、ツライチになると気持ちがいいですね。



【お待ちかねの塗装タイム】
いよいよ塗装工程です。

サーフェイサーでは繊細なモールドが埋まるため、透け防止のため下地をグレー系で塗装するのが定石かもしれませんが、僕はいつもクレオスのグレーサフ1200を下地にしています。

塗装前にモールドを掘り直しているので、塗膜でモールドが埋まったことはありません。

サーフェイサーだとプラへの食いつきが良く、ババァーっと塗装できるのでこちらの方がやりやすいんです。


サフを全面に吹いて..


パネルラインに沿って濃いグレーを吹いて..


パネルラインのシャドウが残るようにかなり薄めた本体色を4〜5回ぐらい吹くとイイ具合になりました。



【できれば避けたいマスキング】
ハヤテ搭乗の青色かミラージュ搭乗の赤色かを選びますが、悩む要素は皆無です。

ミラージュ教官殿の赤色です。


パーソナルカラーパターンを塗装するためのマスキング作業を想像しただけでゾっとしますので、できるだけキットに付属している高品質のデカールを使用します。

とはいえ、デカールでカバーしきれない機首や胴体の一部は塗装する必要があります。


んん〜?
塗り分けラインが直線じゃない..

これを再現するためには、説明書をコピーして、塗り分けラインで切り抜いて、キットに貼り付けてマスキングすることになりそうです..

僕のめんどくさがりな性分では耐えられそうにありません。


ということで、初代マクロスのVF-1でよく見る、モールドのラインで直線的に塗り分けるようアレンジすることにしました。

完全再現は来世で。



【貼っても貼っても終わらないデカール】

デカールを貼ったらオシマイです。

マスキングは苦痛でも、デカールは100枚以上あっても苦痛ではない不思議。

むしろ楽しいぐらい。


貼っても貼っても減らない、"NO STEP"。

機体に上がって整備する人がうっかり踏んで凹まないように、「ここは踏んじゃダメです」とお知らせする注意書きのようです。

ロボットに変形して巨人と殴りあったり、歩道橋にぶつかった後に飛んでいるような機体の上を人間が踏んだところで大丈夫な気がしますが、たくさん貼っているとカッコいいので全部貼ります。



【完成】
それでは、ハセガワ 1:72 VF-1EXの完成です。





機首のパーソナルカラーは指定の塗り分けではなく、直線的なラインの塗り分けにアレンジしました。

赤色のパーソナルカラーは、塗装した箇所とデカールの色味が若干違いますが、遠目に見れば分からない程度なので気にしない。



【感想】
やっぱりVF-1はカッコいいですねぇ。

この先のマクロスシリーズでどんなにカッコいいVF (Variable Fighter:ヴァリアブル ファイター)が登場したとしても、僕の中でVF-1 バルキリーが色褪せることはないでしょう。

子供の頃にテレビで見て衝撃を受けて以来、心の中で燦然と輝き続ける機体です。


10年振りぐらいにハセガワの1:72 VF-1を作ってみて、やっぱり作っていて楽しいキットだと思いました。

手の入れどころがある分、プラモデルを作る楽しさを実感できます。

パテを盛って削って、乾燥後にヒケを見つけてまたパテを盛ってと繰り返し、その面がツルツルになった時は感動です。

最近の立体パズルのようなプラモデルも凄いなぁと思いますが、作り手側が頭を捻って順番を考えたり、パテなどのマテリアルを駆使して目指すカタチに近づけていく工程は、「プラモデルって色々考えながら作っていたなぁ」ということを思い出させてくれます。


これからも1:72 VF-1を時々思い出したように作りたいと思います。

ありがとうハセガワさん。
ありがとう。


ここまで読んで頂きありがとうございます。

これからもよろしくお願いします。