【疾走感のあるカイ】
まずは土台となるトリウマのカイから改造していきます。
前のめりにするために首を伸ばしました。
パーツを切り刻み、針金で繋いでパテで肉付けしました。
疾走感を出すのに半開きのクチバシでは困ります。
ヤスリで削ってクリアランスを調整しながら、クチバシはグッと力がこもったように閉じました。
また、トリウマにはフサフサしていてほしいので、毛並みを表現します。
ポリエステルパテを撫でつけるように盛りつけて、フサフサ感を出していきます。
ついでに改造して切った貼ったした部分も毛並みで誤魔化してしまいます。
【長銃を構えるナウシカ】
ナウシカも大きくポーズを変更しました。
夢中になってしまい、写真を撮り忘れましたが、太ももは針金を芯にしたエポパテで新造し、両肩から腕にかけても関節角度の調整に難渋しました。
キットの兜は跳ね上げた状態の形状のため、再現するシーンの兜を下げた状態にはできません。
マンガの裏表紙のようなカッコいい兜にしたいものです。
薄く伸ばしたエポパテを頭部に沿わせて大まかな形状を出し、ナイフやヤスリで細かに整形します。
兜にモールドされた模様は、紫外線硬化パテでそれらしく再現しました。
ナウシカの時代の装備品は、世界観を見る限り工場で大量生産というわけではなく、職人さんが鉄板を曲げたり叩いたりして手作業で作っているように思います。
”あえて”デコボコを残して、職人さんの手作業感を醸し出します。
と、大雑把な仕上がりにそれらしい理由をつけてみます。
【楽しい筆塗りタイム】
エアブラシでブブーっと基本色を塗装し、チマチマと筆塗りで仕上げていきます。
エアブラシのグラデーションもいいですが、筆塗りならでは暖かみのある塗装は生物に向いているような気がします。
気がつくと6時間ほど椅子に座ってぶっ通しで作業していました。
こだわり過ぎると生涯で作れる作品の数が減ってしまいますので、このあたりで妥協します。
神さまから「アナタはたくさんプラモデルを作りなさい」という使命を授かっておりますもので。
なんとか完成させることができました。
次回は完成編をお届けしたいと思います。
ここまで読んで頂きありがとうございます。
次回もよろしくお願いします。