何度も言うが、練習をしなさい | ハドルブレイク

何度も言うが、練習をしなさい


昨日、石垣島トライアスロン大会でレース中に死亡事故が起きました。
同じトライアスリートとして非常に残念なことです。
心よりご冥福をお祈りいたします。

この事故のニュースをみて、一年前のエントリーを思い出しました。
大会に出るならトレーニングをしよう

私は亡くなられた方のトレーニングが不足していたのではないかと言いたいわけではありません。
ニュース以上の情報がないのでこれはあくまで憶測ですが、ひょっとすると周りの選手にも原因があったのではないかと思ったのです。

トライアスロンのレースはいわば高速道路の車と同じです。
一台でも未熟なドライバーがいれば事故の可能性は一気に高まります。
未熟なドライバーが当事者の事故はもちろんのこと、そのドライバーが原因で巻き込まれる事故も高確率で起こり得ます。

トライアスロンのレースも同じように、未熟な選手がいるとトラブルの発生確率は一気に高まります。
これはスイムでもバイクでもランでもです。
もしかすると、今回の事故はもらい事故だったかもしれません。
スイム中の事故なので現場で何が起こっていたかは分かりませんが、この可能性も否定することはできません。

何度も言うようですが、レースに出るならそれ相応のトレーニングをしっかりとすべきです。
これはマナーであり義務です。
競技レベルに達していないなら出場すべきではありません。

「私、全然練習していないのに完走できました!」

と、トライアスロンやマラソンのレース後に自慢げに言う人がいますが、はっきり言って全然すごくないですし、運良くたまたまトラブルが起こらなかっただけで、ひょっとすると今回のような死亡事故が起こっていたかもしれません。
私からするとそういう練習もせずに出場する選手は迷惑です。

これは何もトップレベルに達するまでレースに出るなと言っているわけではありません。
最低限のレベルでいいので練習をしてからレースに臨んで欲しいのです。
練習をすれば自分の状態が分かります。
良いのか悪いのか、まだいけるのかもう無理なのかなど、自分自身の状態を把握し判断することができますし、自分の実力を知ることで頑張りどころや抜きどころが分かるのです。

巷ではあまり練習していないのに頑張った人が讃えられたり、体調が良くないのに頑張った人やベストじゃない中でもそれを乗り越えていくことがすごいみたいな風潮がありますが、私からすると、レースのスタート地点に中途半端なコンディションで立っている時点でその選手は負けです。
出場資格はありません。
目標に向けてしっかりトレーニングすることが何よりも大事で、それこそがレースの醍醐味なのです。

白戸太朗氏の『仕事ができる人はなぜトライアスロンに挑むのか!?』に以下のメッセージが書かれています。
トライアスロンやフルマラソンに挑戦する全ての人に今一度読んで頂きたい。
これを読んでレースに出て迷惑をかけずに楽しむことができるのか自分自身に問うてみて下さい。


トライアスロンは決して楽にできるスポーツではありません。
たしかに、誰にでもできますが、それなりの努力をするという条件つき。
だからこそ、大会のスタートラインに立てた時点で、その人は勝者なのです。
そこに来るまでにたくさんの努力をしてきたことでしょう。
未経験者が畏怖する「トライアスロン」に挑戦することを決意し、覚悟を決めてトレーニングに取り組んだはずです。
自分の生活サイクルを変え、専用グッズを買い、周囲の人を説得し、早起きしてプールに通い・・・。
幾多の努力を重ねて、あなたはスタートラインに立ったのです。
そう、それでもう十分。
トライアスロンに挑むことで、スポーツを習慣化させ、身体が変わり、ビジネスにも人生にも前向きに取り組むことができ、新しい仲間もできた。
それだけで十分にやった価値があったはずです。
さあ、ここからはご褒美です。
地道な努力をクリアしてきた者だけが立てる舞台で、レースの醍醐味を味わって下さい。
レースは苦しむところではなく、それまでの努力を発表する場。
その発表会を楽しめばいいのです。
トライアスロンの真のゴールはフィニッシュすることにあるのでなく、トライアスロンをやろうと思って取り組んでいるその過程にあります。
皆さんもその過程で、自分自身の変化を、喜びを、発見して下さい。







新島トライアスロン大会まであと33日



一級建築士試験まであと104日



アイアンマン・ジャパン北海道まであと138日






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