●●前回からの続きです●●

 

ポンコツ上司一味にそそのかされ

A(アホ)プロジェクトを進めようとする会社

止めたい吟子。

ポンコツとの直談判が決裂した後、

吟子は今後のために役員にも相談した。

↓↓

 

翌日、朝イチから

役員とポンコツは会議室に入っていた。

私が入れた横槍の件だろう。

 

少しして私も会議室に呼ばれた。

 

不機嫌な顔のポンコツ。

それはそうだろう。

部下から上司経由で

イチャモンつけられたわけだから。

だけど、その位で顔に出ちゃう器の小ささ。

哀れだと思う。。。

 

役員が通常モードで話し始める。

「吟子さん、昨日は貴重な意見をありがとう」

そうそう、第一声、上司とはこうあるべきだ。

 

「昨日、吟子さんが提案してくれた件で

 部長とも話をしたんだけど、

 水面下でだいぶ話が進んでいるそうなんだ。

 とりあえずこのまま進めましょう

 ということになりました。

 これからも気づいたことがあったら

 都度声をかけてください。」

 

まあ、反応としてはごもっとも。

結論としても、

プロジェクトを止められないのは想定内だ。

そもそも私は部外者なわけだしね。

とりあえず、

吟子のたった一人の乱は敗北に終わった。

 

つづく

 

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