本日もヤベー感じのタイトルになっております。。。

今乗っている緑色の車を購入する直前のお話しです。

 

その前は、茶色と紫色の中間色の軽に乗っていました。

初めてのマイカーだったから

あちこち傷もつけたし、

自分の部屋の延長線で室内は散らかってたし、

無料の洗車しかしないし、

バンパーをフェンスにひっかけて丸ごと外してしまったり・・・

結構雑な扱いをしていましたが

5年もの長きの間、娘っこと私の安全を完璧に守ってくれました。

なにより何色とすぐに表現できない微妙な色合いとフォルムがかわいくて

名前を付けちゃうくらいお気に入りでした。

今は亡き父と一緒に選んだしね(T-T)

 

中古で買ったので、登録から8年経っていました。

ガソリンスタンドでお兄ちゃんに足回りのゴム素材の部分がバッキバキでやばいと言われたり

アクセルの踏み始めのスピードにムラが出てきたり

エアコンも効かなくなってきて

各所の劣化が気になっていました。

 

それで、いくつかのお店に新しい車を見に行った翌日でした。

同時進行で、買取査定も何社かにお願いしていた矢先です。

 

私の心は、

まだ乗れなくなったわけじゃないしな。

車検まで時間もあるし。

とりあえず予備知識を入れてるだけだよ。

と思っていたのに。。。

 

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立ち寄った、ケーキ屋さんの駐車場の前に

どう見ても邪魔でしかない角がとがった縁石があったのです。

しかも1個だけ。

 

私は入庫するときはその縁石を確認して

「クソ邪魔なやっちゃな」と意識したのに

出庫するときにきれいに忘れていました。

そのたった1個の縁石は、小さいがゆえに車体の死角に入り

車に乗り込んだ段階で、運転席からはもはや確認できない位置で息をひそめていました。

アホの私は、左右に車や人が来ていないことを確認して

のんきにアクセルを踏みました。

「あれ?車がすすまない・・・」

「え?アクセル効かないってどういうことよ?」

縁石のことをすぐには思い出せなくて、もう少しアクセルを踏んでみます。

「ギイィィ。」車が前に進まない代わりに鈍い音がして、

そこでやっと縁石の存在を思いだしました。

 

「やっちまった・・・」

てか

「やられた・・・縁石の野郎だな」

相当な破損が予想され、実際に車の傷を見るのに

結構な勇気が要りました。

バンパーの中央が真っ二つに裂けて

車体の下からオイルが流れ出ていました。

 

お世話になってるディーラーさんが手配してくれたレッカー車を待つ間、

車がらみのいろんなことが頭をよぎりました。

 

トラップのように置かれた1個しかない縁石のこと。

(私の事故のあとも、コーンが置かれていたり、縁石の位置がずれてたり、新しいオイル跡ができてたりするので

何台も犠牲車が出ているのだと思います。不吉だから車では二度と近づくまい。)

 

でも一番は、いつも行動を共にしてきた愛車がこんなことになってしまって

痛かったよね。ごめんね。取り返しのつかないことをしてしまって申し訳ない。ということ。

愛着が湧きすぎてもはや生き物に対する感情を自分が持っていたことに気づきました。

 

すると何だか、

車の方にも心があるように思えてしまうのです。

なぜこのタイミングで事故ったか。

ONE PIECEで麦わらの海賊団と涙のお別れをしたゴーイングメリー号のように

「僕は大丈夫だよ。」

「これでいいんだ。」

「君は新しい車に乗ったほうがいいい。」

「僕に乗り続けてたら、もっと大きい事故にあってたかもしれない。」

「だからここでお別れで、間違ってないんだよ。君は先に進んで。」

新しい車を見にいって、ちょっと浮わついてた私を見て、

こんな風に言って

こうやって背中を押してくれて

これからは安全運転すべきことを

身をもって教えてくれたのではないかと思えてしょうがないのです。

(アニメの見過ぎだな・・・)

 

でもそう感じられたからこそ、もう二度とそんな事故を起こすまい。

1台目の君に恥じないような運転をしないと顔向けできない。

と思って、日々安全運転に努めています。

 

私には珍しく

ちょっと切ない妄想のお話しでした。

 

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【貴車には感謝しかありません】