時代劇映画「逆鱗」(制作:チョイスカットピクチャーズ)が歴史の中に隠れていた裏話を公開した。
ハン・ジミンがヒョンビンのお祖母さん?
「逆鱗」は危険の中でも強靭さを無くさなかった王、正祖(チョンジョ)と彼をめぐる尚冊(サンチェク:朝鮮時代に書籍の管理をしていた官僚)、殺し屋、クァンベク、貞純(チョンスン)王后、惠慶宮洪氏(ヘギョングンホンシ)、ホン・グギョン、ウォルへの運命がぶつかりあう緊迫な24時間を描いた映画だ。
そのため、歴史的人物が多数登場するが、正祖の家系図がドラマチックなストーリーの核心として注目を集めている。
特に英祖(ヨンジョ)の妻であり、正祖の祖母の貞純王后役はハン・ジミンが演じ、正祖役を演じたヒョンビンとの関係に関心が高い。
貞純王后は英祖の二人目の正室夫人で、15歳の年で66歳の英祖と婚姻し、息子であり嫁の思悼世子(サドセジャ)と惠慶宮洪氏より10歳も若かった。
老論(ノロン:朝鮮王朝時代の四大党派の一つ)家門の娘として王室に入り、権力を手に入れた貞純王后は思悼世子が米櫃に閉じ込められ死に至るまでこれに加担していたと見られ、その後正祖が王位に上がるとこれを権勢し、正祖の母であり「恨中録(ハンジュンロク)」を執筆した恵慶宮洪氏とも激しく対立する。
1777年7月28日
「逆鱗」は王の寝殿の屋根にまで刺客が侵入した朝鮮王朝の500年間、一度もなかった暗殺事件、丁酉逆変(王の暗殺を企てた反乱)をモチーフに繰り広げられる。
英祖に思悼世子のことを誤解させ、父と子の間を離した集権勢力の老論は、思悼世子の息子である正祖が王位に上がると権力を失うことを恐れ、絶え間なく暗殺を試みた。その中でもっとも致命的だった事件が、丁酉逆変だ。
正祖即位1年である1777年7月28日の夜、なかなか眠りにつけない正祖が書庫であり寝殿である尊賢閣(ジョンヒョンガク)で普段通り本を読んでいたが、屋根の上から変な音が聞こえ、これを怪しく思った正祖がホン・グギョンを呼んで捜査させたところ、屋根の上に刺客が侵入していたことを明かした。
これに関係していたすべての人を罰した事件、丁酉逆変は正祖の王権がどれほど危ういものだったのかを見せると同時に、これを克服し自身の王権を強化する正祖の強靭な姿が見られる歴史的瞬間として「逆鱗」で描かれる。
暗殺威嚇に悩まされていた正祖
ドラマと時代劇映画で頻繁に取り上げられた正祖は思悼世子の息子として生まれ、王位に上がった悲劇的な家族史はもちろん、人材育成と身分差別撤廃など、聖王として努力する王だったという点で朝鮮の歴史上、もっともドラマチックな人物のうちの一人だ。
正祖は逆賊に仕立てられた父思悼世子が米櫃に閉じ込められ死に、老論と少論(ソロン)の熾烈な党争の中で政治的には辛い渦巻きを経験したが、苦しい現実の中でも未来を夢見ていた強靭な人物だ。そのような意味で「逆鱗」の正祖は今までとは異なる、新しい正祖の姿を見せる。
丁酉逆変の緊張感走る24時間を通じて、本当の君主の姿に生まれ変わる正祖の姿を演じるためにヒョンビンとイ・ジェギュ監督は、正祖を温厚な気性と強いカリスマ性が共存する魅力的な人物に描いた。
ヒョンビンは正祖の気性を表情はもちろん声でも表現した。そのため、「逆鱗」を通して心を尽くせば世の中が変わるということを証明したがっていた本当の君王、正祖を見ることができるはずだ。
逆鱗は丁酉逆変をモチーフに朝鮮時代に王になった正祖の暗殺をめぐり、殺そうとする者と生かそうとする者、生きなければならない者のすれ違う運命を描いた作品だ。
ヒョンビン、チョン・ジェヨン、パク・ソンウン、チョ・ジョンソク、チョ・ジェヒョン、キム・ソンリョン、ハン・ジミン、チョン・ウンチェなどが出演し、MBCドラマ「チェオクの剣」「ベートーベン・ウィルス~愛と情熱のシンフォニー~」「キング~Two Hearts」を演出したイ・ジェギュ監督のスクリーンデビュー作である。韓国で30日に公開される。
kstyle記事より
*そう、ドラマ「イ・サン」でもご存知の方も多いでしょうが、小さい頃から
この王様、命を狙われていたんですよね(°∀°)b