クマシーズン本格到来。
なんせ我々の住む地区は正しく秘境の地・グンマー。人間の方がアウェーなくらい森と一体化した場所であり、ベアドッグが導入された軽井沢から追われてきた迷子のクマや、オスグマに子供を殺されないように里寄りで生活せざるを得ない親子グマの避難場所となっている節がある。
先日はうちから目と鼻の先の川で水遊びに講じていた子グマが目撃され、あちゃーである。
我々まだクマこそ見ないが、猿と鹿は庭の常連さん。よく草?種子?を拾って食べている。
あまつさえ庭にはヤマグワの木があり、それはそれはたわわに実っていて競うようにケモノたちが持っていく。クマが匂いに誘われて来るのも時間の問題、いや既に夜中こっそりご来場してるかも。
猿鹿アナグマ程度は大目に見ても、猪レベルからはご遠慮頂きたい。張り紙してもいいんだけどケモノの識字率は不明だし、実力行使もやむを得んと判断。
ケモノたちは山火事を連想させる木酢液と刺激的な唐辛子の匂いがダメだというので、まんま木酢液の原液に粉唐辛子を大量に混ぜ込んだものを桑の木の根元に設置。それから猿が木を登らなくなったので効果はあるみたい。
庭はこんな感じで凌ぐとして、問題は小僧の散歩時とわたしの通勤時。通勤は熊鈴ぢりんぢりんさせながらチャリかっ飛ばしてるんだけど、やや心許ない。穴を開けたペットボトルに詰めた唐辛子木酢液をこぼさず持ち運べるほど優しい道路状況でもない。(生クリームならバターできるくらいの悪路。)
そこで物は試しに、巷で噂の「熊をぼる」携帯用を買ってみた。
「熊をぼる」とは、青森県の会社が作っている自然素材のクマ忌避剤。ブート・ジョロキアともみ殻液を主原料に濃縮したものらしい。
鼻が良いクマは数キロ離れていてもニオイを感じ取って、自らそーっと避けてくれるようだ。なんでも青森県のツキノワグマには100%効果実証済みとのこと。りんご畑守られてるらしいよ!
この夏、安中市松井田町在住の30代女性が犬の散歩中(or通勤中)にクマに襲われ重傷などというニュースが流れなければ、「熊をぼる」に効果あり。
身をもって検証です。←