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婚活イメージコンサルタント・小山真結子
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拡大解釈/歪んだ解釈をされてしまった「メラビアンの法則」
メラビアンの法則って
聞いたことありますか?
私自身は「見た目」に
関わるイメージコンサルタントなので、
結構 耳にすることがあるのですが、
いつも気になることがあるんです。
それは、よく耳にするのが
メラビアンの法則を
根拠としてあげながら、
『だから、見た目(外見)は
大事なんです!』
ってものなんですよねぇ
でもね、私は言いたい
心理学者のメラビアン先生は
このようなことを言ってないのよー
それに、いわゆる「見た目」
(外見的魅力)のインパクトの
強さを科学的に示したわけでないので
鵜呑みにしないでくださいね
じゃあ、メラビアン先生が研究で示したことって何?
メラビアン先生の行った研究は、
感情を伝える対人コミュニケーション
において
話している内容 (言語情報) と、
声のトーン (聴覚情報) や
態度 (視覚情報)
これらの間に矛盾があった場合の、
それぞれの情報のインパクトの大きさ
なんです。
↑の説明、分かりにくいよね・・・
分かりやすく言っちゃうと
① 言語情報
② 聴覚情報
③ 視覚情報
ってあるけど、
① と ② 、① と ③ の情報の間に
矛盾があった場合に、
人は ①②③の どの情報を判断材料にして、
① の内容を判断するのか って感じです。
笑顔で叱る、不満そうな表情で褒める、
不機嫌な声でお礼を言う (実験に使われた内容) など。
たとえば、
笑顔で叱られたら、
叱られた言葉と笑顔という見た目と
どっちの情報に重きをおきますか?
不満そうな表情で褒められたら、
褒められた言葉と不満そうな見た目と
どっちの情報を本当だと判断しますか?
不機嫌な声でお礼を言われたら、
お礼の言葉と不機嫌な声と
どっちの情報で相手の言葉を判断しますか?
↓↓↓
実験の結果は、
視覚(表情、態度、ジェスチャー)=55%
聴覚(口調、声の大きさ、話す速さ)=38%
言語(話の内容)=7%
でした。
言語情報がわずか 7パーセント!(゚o゚;
こんな極端な結果だったからか、
あなたの良さは言葉だけだと
7%しか伝わらない!
だから、見た目が大事!
みたいな 過大解釈というか、
誤った使われ方をされてしまったの
かなぁと思います。
しかも、『法則』とまで言われちゃって、
メラビアン先生も だよねー
もう1点、
メラビアン先生が調べたのは
『見た目』 じゃなくて 『視覚情報』!
見た目も、視覚情報の一つなんだけど、
キレイ とか おしゃれ とかいう意味での
外見的魅力を指す 『視覚情報』 じゃなくて
もっと純粋な意味での
『目から入ってくる情報』だったんだよね。
笑顔とか、表情とか。
メラビアン先生の研究結果、私なりの例で説明すると・・・
言語情報がわずか7%ってびっくり!
でもね、この結果も、
実験内容を知れば、感覚的に分かるわー
っていう結果ですよね。
先ほど、①②③と書いて説明しましたが、
もっと分かりやすいように、
私なりに例をあげて説明しまーす
例えば、
『好きだよ!愛してるよ!』
と好きな人に言われたとしましょう。
※(↑これ、言語情報)
その時、この言語情報と矛盾する情報も
同時に見られたと想像してみてください。
⇒【聴覚情報】声の大きさ、口調、速さ
単調な口調、なぜか怒っている口調
⇒【視覚情報】表情、態度、ジェスチャー
自分のことを全くみていない
通りがかりの綺麗な女性に目配せしている
変な笑みを浮かべている
「好きだよ!愛してるよ!」と言いながら、
怒っている口調、
「好きだよ!愛してるよ!」と言いながら、
通りすがりの女性に目配せして誘ってる風、
こんな状況に出くわしたら、
あなたは、「好きだよ、愛してるよ!」
っていう彼の言葉 (言語情報) を
どのように受け止めますか?
本心で言ってるの?って思いませんか?
私なら、
「え?本当に私のこと好きなの?
とりあえず言ってる感 満載ですけど・・・」
と思います。
おそらく多くのかたも、
無意識に 相手の声のトーンや口調、
態度を手掛かりに、その言葉の真偽を判断する
のではないかなぁと思います。
つまり
「視覚情報や聴覚情報が、
言語情報と矛盾しているとき、
言語情報の影響は
ほとんどなくなってしまう」
言語情報 7% ってわけです。
情報間に『矛盾があった場合に』
視覚情報 や 聴覚情報 の
言語情報に対する判断材料としての
影響力は強くなるっていうことです。
まぁ、納得できる結果だわ~
って個人的には思います。
メラビアン先生の研究結果を日常生活に活かそう!
メラビアン先生の研究結果を使うなら、
見た目が大事!!!
っていうよりも、
人との円滑なコミュニケーションの
ヒントになるよ!
ってことが言えると思います
喜怒哀楽どれであっても、
相手に自分の思いや気持ちを伝えたい時は、
先の ① ② ③ の3つの情報を
一致させるすることで、
より適切に自分の言いたいことが
相手に伝わるよー
ってこと
好意を持っている、楽しい、嬉しい 等の
気持ちは、もちろん相手に伝わって
欲しいですよね!
だから、恥ずかしくても相手の目を見る、
笑顔で伝える、真剣な顔で伝える、
声のトーンを意識する等、
するといい
↑は プラスの感情なので、
結構、自然とできているものですが
謝りたくないとか、
自分に非がないのに謝る場合は、
無意識に表情に出たり、
口調に出やすくなりがちかも
それが悪いってわけではないけど、
仕事や立場など、状況によっては、
相手に 反省の意を伝えなきゃいけない
ってこともありますよね。
この場合には、意識して3つの情報を
一致させることを心がけてくださいねー
※反省の意を伝えないといけない場合には、ね。
実際問題、①②③の一致を
毎日意識して生きるのって難しい!
だから、私が思うのは
分かって欲しいのに
何だが私の気持ちがうまく
伝わっていない気がする
こんな場合には、メラビアン先生の研究を
思い出して欲しいなぁと思います。
恋愛や婚活では、こんな場面あるもんね
伝わってない??ってことが。
もしかしたら、3つの情報間に矛盾が
生じている場合もあるのかも しれません。
今回はメラビアンの法則について、
触れました。
見た目が大事!は誤りだよ~
ということではありません。
人は、視覚情報から
多くの影響を受けるので、
見た目は コミュニケーションにおいて
とても重要な要素です。
でも、
メラビアンの法則を根拠にして、
見た目がすべて! というのは間違った解釈
だからねーということでした。
年を重ねるほど、色々な自分に出会えます。
一緒に happy エイジング していきましょうね~♪
お読みくださって、ありがとうございました!