この20日間、利確決済も新規建玉もなく、37個の買いポジを抱えたままの状態が続いている土リラ円。
今年4月、『たかがスワップ』 と題し、「長期に亘ってポジを保有し続けるようになること(塩漬け)も、念頭に置いて…」 と記した事態が現われ、この期間に累計約 750pips 相当のスワップ益が生まれています。
こうなると、まさに、されどスワップ…といった感じです。
この停滞の背景は、米ドル土リラの週枠チャートに於いて、MA20にまつわる攻防が3週間に亘って繰り広げられていることです。
米ドル土リラ 週枠
BB20の収束が継続する中、MA20の緩やかな下降が続いてます。
そのMA20を上抜けるのか or このMA20で抑え戻されるのか。
この選択を相場は決めかねている様子です。
期待を込めた個人的な予想ですが、
売り玉を築こうとするフローが生まれ、抑え戻される(下落する)んじゃないかな(連動して、土リラ円は上昇)…
と見ています。
ただし、先月(6月)、トルコの金融界・実業界で決定権と専門性を持つ幹部・専門家、外国金融機関の専門家から選ばれた75人で行ったアンケートによると、
2014年末は 2.17、12ヶ月後は 2.23
と、長期的には米ドル土リラの緩やかな上昇を予測しているようです 。
この予測をサポートするかのように、土リラ円の月枠チャート上には、来月(8月)、BB20は収束から拡張へ、MA20は上昇から下降へと、それぞれ大きな転換期が現われそうです。
したがって、スワップ生活との別れは名残惜しいのですが、もし機会が訪れるのであれば、ほどほどのレベルで離脱しようと思ってます。
さてさて