完膚なきまでに値動き期待がハズレてしまった9月早々の米ドル円
ただ、ただ、ボーーーッと眺めているだけで、過ぎ去ってしまいました。
長期見通しとしての 『米ドル高・円安』 は、ほぼ万人が思い描いていること。
ただそれだけでは値鞘を作り出せないため、課題となるのは、
どこで、どんな事由を利用して、どの程度の谷を作り出せるか
例えば、失業率は低減したけど、先月分が下方修正され、今月分も予想より
弱かった非農業部門雇用者数を取り上げ、「QE3緩和時期が先送りされる
可能性が膨らんだ…」というような憶測を流布するとか、
明日(9日)のQ2GDPが予想より弱く、「消費税の増税時期が先送りされる
んじゃないか…」などと不安を煽るとか。
こんな具合に、火がなくとも煙を起こすのが相場です。
テクニカル的には、
米ドル円 週足
明日、週明けのBB20は、日足・週足では収束真っ只中、
月足では拡張・収束の分岐点で始まります。
日足・週足が収束を保つ価格帯は、
日足: 96.0~100.5 (9月9日分)
週足: 98.0~100.1 (9月9~13日分)
は、週足チャート。
98.0を下抜け、BB20下辺を下向き(拡張)に変えられるか
そして、97.0付近にある三角保ち合いの支持線を割れるか
ふむ~、先週の上昇気流がまだ残っているように思えて、
仕掛け処の判断が難しいですね。
下攻めの動きが出て、どんな動きを示すのか分かるまで、様子見。