(9月からは)これまでとは、まったく違った相場になる…と、前の記事に
アップしましたが、米ドル円について具体的に記してみることにします。
まず、注目されるイベントですが、
9月6日 (米)雇用統計 → 9月17・18日 FOMC(QE3規模縮小)
普段からイベントの横綱格である米・雇用統計ですが、このところ、さらに
米QE3規模縮小と強い関連性があることから、注目度は増しています。
9月9日 (日)GDP確定値 → 消費税増税
普段であれば、スルーされてしまうことも多いですが、今回は、消費税の
増税時期を判断する材料になるだろうとの思惑から、この結果は注目を
集めそうです。
指標結果が悪い場合には、日経平均とともに米ドル円の下落といった
シナリオが市場に拡がりそうです。
テクニカル的に見てみますと、
米ドル円 日足
方向感のない状態が続いてきましたが、週足MA20の下側を推移しています。
今後、その週足のSTD20(BB20)は、
拡張に転じつつあり、ちょっと大きめな変動の発生を示唆しています。
98.6以上で減少(BB20の収束)に戻りますが、上値は重く難しそうです。
さらに、月足で見ますと、
収束に転じつつあり、円安一辺倒の状況が徐々に緩み始めます。
99以上で、増加(BB20の拡張)に戻りますが、週足同様、難しそうです。
これらのファンダメンタルズとテクニカルを考え合わせると、
かなり高い可能性で、週足枠(中)規模の 崩落 が発生する
ことが期待されます。
その時期は、米・雇用統計後(すなわち、指標結果は予想より悪い)
でしょうか…。
そして、下値目処の候補として、
・ 週足BB20下辺であり心理的節目である 95円
・ 6月13日の 93.78
・ 大きな心理的節目である 90円
・ 月足MA20の約 87.7
を挙げられますが、95円はスルー、93.78の下抜けにより
下落スピードが加速した先に立ちはだかる大きな心理的節目90円が
ターゲットになると期待しています。
まさに、8月11日にアップしたこのイメージです。
さてさて