『なう』で実況報告しましたが、
水曜日の値洗いを機に、ポンド羊ドルの相場へ参入しました。
自動取引プログラム(EA)が12段目の買いポジを建てた後、
流れが反転して、急騰。
こんな運に巡り会えることもあります。
ところで、この12個の建玉状況を確認してみました。
このEAは、買い下がりの場合、配信買値(ASK)が設定レートを
下回ると、成行で買いポジを建てる設計になっています。
したがって、理論上、買いポジなら、
常に 『設定レート>約定レート』 となるはずなのですが…。
FXCM 設定レートと約定レートとの誤差(pips)
12個中5個の半数近くが、設計とは反したレートで約定してます。
また、プラス・マイナス側のどちらへも、2pipsくらいの誤差が
頻発してます。
ちなみに、以前、利用していたFXトレード・フィナンシャルでは、
どうだったのか…、最終12個のポジで約定誤差を調べてみたところ
こんな状況でした。
FXTF 設定レートと約定レートとの誤差(pips)
設計と反した約定は2個。 そして、ほとんどが±0.5pipsの範囲に
収まってます。
ふむ~。
さてさて、
ポンド羊ドルの今後の展開ですが、
週足
週足BB20は綺麗な線形を描き、収束を継続しています。
通例のセオリーであれば、ここらから一旦の戻しがあり、
1.8250~1.7950付近が絶好の買いポジ仕込み
ゾーンとなるWボトムを形成するのですが…。
ただ…、過去のチャートには気になる軌跡が残されています。
ポンド羊ドル 週足 2007年
2007年7月後半、当時の安値を更新した後、急反発して、
月末にはMA20に到達。 8月初旬のMA20付近停滞を経て、
中旬には一機に3000pips超えの急騰劇が演じ出されてます。
この背景は、金融危機の発端となったサブ・プライム問題が
発覚し始めたこと。
当時と現在、相場環境や話題はまったく異なりますので、
同じチャートが再現される可能性は大きくないだろうと
思いますが、一方では、
どことなく不穏な雰囲気が漂っているようにも感じてます。
それは、
当時も安倍首相だったこと(偶然?)。
米国とともに世界各所で株価が史上最高値を更新していること。
金先物価格が再び下落し始めたこと。
5月14日現在のCMEで、
・ ポンド・ショートが史上2番目の量
・ 羊ドル・ロングが史上2番目の減少量
・ 豪ドル・ショートが史上最大量かつ史上最大の増加量
となったこと。
中国経済の失速か、株価急落か、債券利回り急騰か…