外遊を始めてから1週間。
定宿化しているホテルの受付で、「162回目のチェックインです」と言われ、
善・悪、幸・不幸を思うより、これも、ひとつの運命・人生なんだろう…と。
米ドル円は、さずがに96.0まで足を伸ばすことはできず、
97.0で跳ね返ってしまい、一方のポンド羊ドルは、残念ながら、
買い下がり初期値の1.8050へ僅かに届かず。
さてさて、
ポンド羊ドル 週足
BB20の下辺が上昇に転じ、美しい(?)BBの形状を呈するまでには、
今、しばらくの時間を要するんでしょうが、STD20は減少を確かな
ものとしています。
下図から、来週のレートが1.96~1.74のレンジであれば、
この減少状態は維持されることが分かります。
ポンド羊ドル 月足
一方、月足のBB20は、依然、拡張を続けており、下降リスクが
残っていることを示唆しています。
しかし、上図が示すとおり、1.83付近を越えてきますと、
STD20は減少に転じ、BB20は収束を始めます。
今週、発表された3つの中国4月分経済指標は、
5月1日 製造業PMI 50.9→50.6
5月2日 HSBC製造業PMI 51.6→50.4
5月3日 非製造業PMI 55.6→54.5
と、ことごとく悪化し、中国経済の減速を示しました。
羊ドルは中国経済状況に敏感に反応しますので、
これらはポンド羊ドルにとっての上昇要因です。
一方、ポンドは、先週のQ1GDPで好結果を得られたことから、
不安要素が後退しました。
また、今年7月の中銀総裁交代も、ポンドにとっての追い風と
なることが期待されます。
来週の注目の経済指標・政策金利は、
5月6日 (豪)季調済み小売売上高(3月)
5月6日 (中)HSBCサービス業PMI(4月)
5月7日 (豪)政策金利
5月8日 (中)貿易収支
5月9日 (羊)失業率
5月9日 (中)CPI・PPI(4月)
5月9日 (英)政策金利
思惑的に走りそうには思えませんが、結果には反応するでしょう。
これらから、来週の買い下がりターゲット・レンジは、
1.8150~1.8050を想定し、強気で臨んでみます。