昨日、発見した "MT Intelligence" というスプレッドの実情を公開しているサイトから、時系列分布(9月27日~10月1日)を保存して、眺めてみました。
すると、とても興味深い点が浮かんできます。
小さくて分かりづらいですが、業者の上級クラスと一般クラスの米ドル円スプレッド分布図です。
Alpari UK(Pro)
両社のスプレッドは、
・ Alpari UK では Pro(上級) > Classic(一般)
・ FXCM では ActiveTrader(上級) < Standard(一般)
という逆転現象が現われています。
これは、何を意味しているのでしょう。
AlpariUKもFXCMも、「上級クラスは実際の相場状態に、より近い取引環境を提供している」と謳ってます。
Alpari UK(Classic)のスプレッドがProよりも小さいということは、
Classicに於いては、スプレッド拡大による不利益を被る可能性は低いが、注文不成立やスリッページが発生しやすい。
FXCM(Standard)のスプレッドがActiveTraderより大きいということは、Standardに於いては、スプレッド拡大による不利益を被る可能性はあるが、注文は通りやすく、スリッページは小さい。
というようなことが、スプレッドの相違から推察できます。
これらは、どちらが良いか・優れているかといった話ではなく、業者ごとに特性(長所・短所)があるということを示しています。
人それぞれ、重要視するポイントが異なるため、このような特性を創出しているんでしょうね。
自分の取引スタイルと相性のいい業者を選びたいもんです。