関係者の 私情 による市場介入(汗)といった感を拭えない。


民主党の代表選挙結果で、菅首相の継続が決まり、米ドル円相場は急落。 NY時間には93円割れ。

円高への無能・無策を批判されていたから、その汚名挽回とばかりに、欧米の協調も得られぬまま、単独介入。


こういう行為は、浮気と同じで(?)、ひっそりとやるのがルールなのに、信じられぬことに、単独介入の事実を実行時間まで添えて財務大臣自らが公表、日銀総裁は談話まで発表する始末。

開き直ったとしか思えないような態度を示している。


当然、欧米当局はノー・コメント(他人事)


介入は、健康を害した人に栄養ドリンクを与えるようなもので、一時的な影響しか期待できない。

原因となっている患部(欧米の経済・財政・雇用問題)への直接治療じゃないから、効用が切れたら、また元通り。


何処までやる気か分からないけど、もっと上手くやってくれよ。



ところで、


この介入が経済指標発表時の値動きにどのような景況を与えるのか?

非常に特異なケースで、今後の参考にはなりづらい気もしますが、英国・欧州、2つの経済指標で、観察してみました。


欧・消費者物価指数(8月)では、予想通りということもあって、ユーロ円・ユーロ米ドル、4社とも全て約定無し。


英・失業率(失業保険申請件数推移(8月))では、ポンド円・ポンド米ドル、4社とも『売り』逆指値が約定。

ポンド米ドルは、そこそこ動いて、プラスに移動した損切りで決済。

一方、米ドル円の動きが封じられているので、ポンド円は苦戦中。


今晩のNY連銀製造業景気指数(9月)、ライブ参加は控えるべきか…。