昨日の外国市場では、ユーロクロスポンドクロスの買いが顕著に現れました。

ダウ平均や経済指標、スペインの特定地域格下げなどは見向きもされず、「ただただ一途に…」といった印象です。


「この動きをどう捉えるか」、悩むところです。


ニュースでは、「ユーロクローナを買い戻す動きをきっかけにして…」と記されていましたが、どうもすっきりしません。


昨日は、欧米投資機関の中間決算明け、それと、膨大なECBオペの償還明け。

「償還による資金で操作を行ったんじゃないか…」とも推察できますが、真実は見えません。


一方、6月中旬から、粛々と値を下げてきた米ドル円。

その背景と思われる米国の『景気の後退感』や『利上げ時期の遅延』の雰囲気。

ただし、11月には中間選挙が行われることから、悪材料を粉飾することは十分にあり得るでしょう。


今日は、米・雇用統計。

はたして、どんな数値を公表してくるのか…。


普段、見られる雇用に関する米・大統領や財務省のコメントが、今回は、一切、聞こえてこないのは、ちょっと気になります。


しばらく様子を見てみるのがいいのかも…。

そのうち、霧が晴れてくるでしょう。