週末、カナダで開かれるG20を前に思うこと。
協調は、曖昧な形で表われ
分裂は、鮮明な形で表われる
いくら見掛けが『協調』であっても、各国それぞれ事情は異なることから、具体的な姿勢や数値に合意・提示することはできない。
その結果として、相場は「失望感」や「期待はずれ」を事由にして、概して、売りに向かうことが多い。
その反対に、今回のように、
米国は選挙を控えていることから、景気や元気のいい姿勢
欧州は財政健全化が必須だから、削減や規制の徹底
中国は景気拡大の継続とバブル崩壊の回避から、バランス姿勢と自己正当性のアピール
などと、目論見がバラバラもしくは対立していると、他国との比較や他国への批判が飛び交う。
その結果として、「えっ!?」、「あっ!?」のサプライズで、相場は乱高下しやすくなる。
結局は、騒乱の素を作るだけかも。
これって、どこかしら夫婦関係に似ている。
協調は曖昧に、分裂は鮮明に(?)
そして、本心をさらけ出して話し合うより、それぞれの思惑、夢、あきらめの下での 『阿吽の呼吸』 が長続きの秘訣。
なんちゃって。