「システム・トレーダーは、相場観を持つべきではない」

といった考え(意見)もあるようです。


確かに、システム・トレードは、個々人の感覚や思い込みなどを取り除き、過去の実績に裏打ちされたものなので、それはそれで一理ありと思っています。


ただ、


素人ながら、情報の欠片を寄せ集め、あれこれ考え予想してみるのも、そして、参加するしないは別として、その結果に一喜一憂するのも、FXの楽しみのひとつにしています。



最近の為替相場の主役は、なんたってユーロですが、これまで、ほとんど目を向けてこなかったこともあって、どこまでユーロ安が進むのか、これからどうなるのか、ちっとも分かりません。

ユーロ史上、例を見ないまでに膨れ上がった、ユーロの売りポジ・バブルは、どこかで炸裂するのでしょうが。


その陰になって、さりげなく暴落しているのが豪ドル。 さっさと政策金利を上昇させ、好調さを顕示させたものの、いかんせん国力が弱く、他人頼りな色合いが濃い。


さらに、タイミングを計るだけになっている人民元

金融危機によって大打撃を被った世界経済が、どうにか持ち堪えられたのは、なんたって中国のおかげ。

人民元切り上げが、そのバブルを崩壊させる針にならないか…。 切上げそのものより、その副作用の方が脅威。


こんなふうに捉えてみると、金融危機を過去の出来事にしつつあるかに思える為替相場も、まだまだって感じに見えてくる。


身近な5.6ショックは、NY株式市場の誤作動によるものなんかじゃなく、『2番底への警告』として聞こえてくる。


こらちは、米ドル円の日足チャート


メタボトレーダーの日常-USDJPY200510

赤線がサポートと思っていたけど、綺麗なダブル・トップが形成されていた。 そのターゲットは、5.6ショックで瞬間だけつけた88円プラスと、ほぼ同レベル。


しばらくは、上より下に注意を払ってゆこうと思っている。