ここ数週間、『システム・トレード』 とは、どのようなものか を理解するため (もっと広義にいえば、『FX』 とは…になるかもしれません)、いくつかの検証を行ってみました。
決して、結論のようなものは導き出せませんが (そもそも、結論などというものが存在するのか…)、ここまでの所感としては、
① 取引手法としては、指値が有効
② 取引ロジックは、シンプル・イズ・ベスト
③ 最優先ポイントは、最大ドロー・ダウン
といったところです。
また、おまけとしては、昨年の金融危機のインパクトは絶大であったことが、確認されました。 このアクシデント(?)で最大ドロー・ダウンが膨らみ、放棄したシステムもいくつか…。 おそらく実際にシステム・トレードを行っていた方々にも、大きな影響があったのではないでしょうか。
とりあえず、今回の検証は、この辺で打ち切ろうと思っていますが、副産物として、ひとつのシステム(EA)が生まれました。
バックテスト期間: 99年08月~09年10月
原資: $50,000、 損益: +$269,667、 最大ドロー・ダウン: -$24,088
膨大な収益を望めるものではありませんが、原資の50%以下のドロー・ダウン、しかも金融危機をも無難に乗り越えたシステムなので、安定感は期待できます。
フォワード・テストは早々に切り上げ、今日からライブにデビューさせてみます。