FX 全般を眺めてみますと、マニュアルやシステム・トレードとに拘わらず、注意度の深浅こそあれ、概ね以下のことを考えているものと思います。


約定(エントリー、オープン)

決済(エクジット、クローズ)

損切り(逆指値、ストップ)

日時(タイミング、時期)

外部情報(指標や政策金利の発表、ファンダメンタルズなど)

取引量(ポジションサイジング)


これまで、思いつくまま、いろいろなことを乱筆してきましたが、まだ触れたことの無い『取引量(ポジションサイジング)』について、綴ってみます。

FXの本などによりますと、取引量(ロット数)は、

余力金 x リスク許容率% ÷標準ロットサイズ x レバレッジ

という計算で求められると記されています。


ただ、この計算式には、「どうしてレバレッジが考慮されるのか…」、逆に、「どうしてストップロスが考慮されないのか…」と、どうも私的には理解に苦しむところです。


以前、『レバレッジ恐怖症』 で綴りましたように、取引量さえ決まっていれば、レバレッジが何倍であろうと、損益やロスカットに大きな違いはありませんし、一度の取引で許容できる損失(ドロー・ダウン)に基づいて、取引量を定めるのが好ましいと思っています。

そこで、次ようにして取引量を決めます。

余力金 x 損失許容率%÷損切り幅(pip) x 100


たとえば、余力金を10万円、一度の取引で許容できる損失を余力金の5%、そして損切り幅を20pipsとした場合ですと、取引ロット数は2万5千通貨。 もし、最低ロット単位が0.1(1万通貨)ですと、0.2ロットになります。


みなさんは、どのようにして取引量を決めていますかはてなマーク