昨日、お話した『指標発表時をターゲットにする自動売買プログラム』と平行して、もうひとつ自動売買プログラムを試作しています。


その取引ルールは、ナンピンのごとく、値動きに合わせて、買い下がってゆく(もしくは、売り上ってゆく)ものですが、ポジを抱え続けることなく、意図と反した値動きの場合は、どしどしとポジを切り捨ててゆきます。


「含み損を抱えたポジは未練を残さずさっさと捨てる」、これは、以前にも綴りましたが、私の『トレンド・スタイル』の根幹のひとつです。

(異性とのおつき合いは、ちょっと違いますが…汗


たとえば、95.00で売りポジを持ったが、期待に反して95.20までレートが上昇してしまったとします。 そのような時は迷わず切って、95.50に売り指値注文を置きます。

切った途端に反転してしまうような場合は致し方ありませんが、運良く、95.50の注文が約定したとします。

95.00の売りポジを抱えたままの状況と、新たに95.50のそれを建てた状況とを比べてみますと、両者未決済ながらも、あたかも30pipsの益を得たことと同じことになります。

また、新たな指値注文を置くかどうかは自由裁量ですので、含み損が膨れ上がってしまうことも避けられます。


製作中のプログラムでは、売り・買い2つの注文を置くことから始めますが、それらは指値・逆指値、どちらでも選択できるようにしました。

レンジ相場を見込めば指値注文で、上下どちらかへのブレイクが期待できるようであれば逆指値で、最初のポジを建てます。

あとは、一定の距離を離したところに損切り注文と新規指値注文を、順次、置き続けてゆきます。


このような取引手法はマニュアルでもできますが、PCにやってもらおうというのが、どこまでも逆張りで喰らいついてゆく自動売買プログラム』です。


今までのところ、『最初の注文設定』→『約定後の新規注文設定』までのフォワードテストが終わりました。

次は、『利確レベルの設定』が意図しているように行われるかの確認と、もし不具合が見つかれば、その修正を行ってゆきます。


「どうやって益を最大にするか」より、「どうやって損を最小にするか」

ちょっと保守的な姿勢ですが、FXには大切な課題ですね チョキ