日常に続く本日は音楽blogです!

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私には野望があります!!
叶いそうな夢なんですが、、照れ


皆さん、ジュルジュ サンドご存知ですか?

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19世紀フランスの女流作家!
男装の麗人!
ショパンの恋人!

で有名ですね!
ジュリエットグレコのシャンソン聞いてたら、思い出しました!似てます!キョロキョロ

ショパンの作品を勉強する際に彼女の本を読み、一気にファンになりました!

ジョルジュサンドは、妥協し、打算結婚の結果、若いうちに夫に失望して結婚生活破綻、当時の女性が生活の為に諦めた結婚生活をしている中、型にはまる事を嫌い、奔放に生きて、数々の男性遍歴を繰り返しますが、知的で活動家!当時の社交界の華として君臨しました!
一男一女の母でもあり、ショパンに一目惚れして、8年間ショパンを陰日向なくその母性で支えます!

彼女の友人は、当時の詩人、画家、彫刻家、音楽家、政治家と、幅広く社交界の華は、知性と教養の輪で繋がっていました!

その彼女のパリ郊外のノアンの館!

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そこにパリからの友人達が、毎夜集います!

サンドは困難な時も、幸せな時もいつも自分の周りに友達が必要でした!
仕事の種類が増え物資的にも経費がかさむのに次々と招待状を出しています!

ノアンに来て『空をぼんやりと眺め気ままに眠ったり散歩したりしませんか。』と誘って手紙をだしています!

ドイツの詩人ハイネ、ポーランドのグジマワ伯爵、バルザック、ツルゲーネフ、フロベール、ドラクロワ......そうそうたる顔ぶれ、19世紀フランス文化の文学史の縮図のようです!

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サンドは、そこに家庭菜園を作り、自分のレシピでパリから、来る友人達に手料理を振る舞いました!まさにバベットの晩餐会です!

夕食の後は詩人が、詩を詠み、ショパンが演奏し、ドラクロワ達が政治について語りあうのです!

このシーンは、日本未公開のソフィーマルソーの愛人日記のシーンに、出て来ます!(ビデオでみました)

ガーデニングにも懲り庭師に木々や花々の手入れも怠らず、事細かに指示したそうです!

チューリップ、キョウチクトウ、アイリス、ゼラニウム、牡丹が咲きほこったそうです!

まさにガーデニングの教祖ですな!

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ノアンの館は、毎夜の料理ともてなし!と芸術家達の緑や花々に囲まれた野外、屋内での団欒!
想像するとワクワクしますよね!!

サンドの料理は、決して高価な食材ばかりでなく、とても賢く、切り盛り上手でした!
ジャムは、プラム、リンゴ、アプリコット、いちご、木苺、オレンジ、すぐり、何種類も全て手作り!、
芸術家達の食卓に並んだのです!
ワインはボルドーの赤と決めていたそうで箱買いです!、がコスパもしっかりチェックするスーパーカリスマ主婦!

田舎で、周りに何もないノアンで友人達が飽きないよう、人形劇を脚本を書き、自作自演、人形の洋服は、全て手作り、ベッドカバーや、カーテンも縫うカリスマ主婦でした、、生活の工夫も怠らず、素晴らしい女性だったようです!

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友人達は、美味しい料理とサンドのもてなしと美しい自然を楽しみにノアン目指して馬車を走らせたのでしょう!

まさに友人達の胃袋ガッツリ掴んだのでしょうね!
流石です!ジョルジュサンド!びっくり

サンドが、ショパンと別れた理由は、本当に些細な事で、こんな完璧な女性でありながら一男一女の子供達を甘やかし、躾や娘の恋人(浪費家の彫刻家)を見抜く力が無く、その点をショパンが、サンドに指摘したら、サンドが余計なお世話よ!と逆鱗に触れ、2人の仲は、壊れていったわけなんです!


ショパンの病は、既に重く当時の肺結核は死を避けられない状態でありながら、38歳まで永らえたのは、ひとえにサンドの食事!だったのです!

まさに三度の食事です!てへぺろ

ショパンは、サンドと別れ程なく、パリに帰り還らぬ人となりますが、絶命寸前までサンドにもう一度会いたいと、願っていたそうです!
平野啓一郎「葬送」にショパン最期のシーンが壮絶に描かれてます!

サンドのスープが命を繋いでたのに、、、ショボーン


しかし一方のサンドは、別れた男に未練など無く、昔の交換した手紙がひょんな事から手に入るや否や、こんな物!と言って燃やしてしまったそうで、過去を振り返らない男気だったそうです!!びっくり
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このドラクロワの絵も二つに引き裂かれルーブルとデンマークに離ればなれです!

ショパンとサンドについては、大体こんな流れですが、実は、何とジュルジュサンドが、ショパン達の為にもてなしたレシピが遺っているのです!サンド家に伝わるレシピ!

それを再現して、ショパンを聴けたらと思っているのです!!
これが私の冒頭の野望です!てへぺろ

ショパンをサンドの食卓で聴く会!!ラブ

いつか実現出来たらと夢を膨らめています!!

今夜は、ノアンの館で幸せだったショパンが作曲した幾つかの曲を聴いて頂きましょう!


ノアンで作曲されたショパン円熟期の2つのノクターンと言われるこちら14番

そして13番をユンディリーで、お聞きください!

そして、別れの曲!