満4年 | Carpe diem

Carpe diem

1度きりの人生は自由に謳歌。

2015年3月23日に突然の事故でこの世を去った最愛の母親のグリーフワーク、好きな音楽、アーティスト、映画、愛犬ハッピー(ミニチュアダックス♂2歳11ヶ月)を主として取り留めなく綴る日常。



3月23日。


毎年この日が近づくにつれて
精神的な不安定さが増す気がしてる。


最愛の母親の命日が過ぎ、
あの日から満4年が経った様子。



当日は、
父と一緒に 
先月の母の誕生日ぶりの御墓参りをして、
粛々と過ごした。



2年前みたいに、
毎日とにかく泣いて、
泣き暮らすみたいな日々からは脱出したし、
それなりに楽しく過ごしている。


楽しくいようとしてる。





時間の感覚は、
母との死別を経験してから
すっごく変わった!



まだ4年、
もう4年、
たった4年。



長いか短いか、
早いか遅いか、
この感覚って本当に
人それぞれだと思う。



最近職場で、
実家暮らし?
一人暮らし?
ご飯とか作る?

とか、
よくある質問があって、

ご飯はたまに自分で作る、
母親がいないので伝えると、

離婚?となり、
亡くなったと伝える。



病気だったの?と聞かれ、
突然、事故でと伝える。


いつ?と聞かれたので、


4年前にと答える。



すると、

「最近だね」って。



違う人にも同じような質問をされて、
同じように答えると、



もう4年も経ってるのに
まだそんなに悲しんでいて、

「よっぽど大好きなんだね」って。




あぁ、
人によってこんなに違うんだな。


私は4年という数字が
とってもあっという間に感じるし、
母親がいなくなったことが
まるで
ついこないだの事のようにも思う。


たまに、
こんなに引きずって
悲しい思いしてるなんて、
よくないのかな?って思ったりするけど、
私にとっては必要な時間なんだって
割り切るようにしている。



そんなのにしなくていいし
気にするとこじゃない。



でも、4年と聞いて、
最近だね言われた時、


そうだよね、
最近なんですよねって。


時間の感覚を共有できる感じがして、
嬉しかった。


結構経ってるねとか言われたら
ショックだもん。


私の想いはそんなんじゃないって、
そんな数年で
昇華できるような想いじゃないって
反発したくなる。



ある人は、
ガンで幼い頃に(6年生)亡くなった
父親の話をしてくれたけど、
当時は全然悲しいとかなかったって。

病気で痩せて、
骨と皮になっていく父親を見る
恐怖、怖いって気持ちの方が大きかったと
話してくれた。

大人になってから結婚式とか考えると、
そういうのには
自分は父親がいないんだなあって
ふと思ったりして寂しくなったって。


あぁ、そういう人もいるんだなあって思った。




4年が経っても
私の中のたったひとつの寂しさは
埋まることがない。

私が寂しいって思うのは
お母さんが目の前にいないことだけ
手の届くところにいないことだけ
お母さんと毎日目を見て
言葉を交わすことができない
触れることができない。

お母さんに関わること全て。

ただそれだけ。


それ以外の"寂しさ"なんて
私にとってはとるに足らない。


たとえそれ以外のことで
寂しいと感じても
お母さんがいないことに比べたら
ちっぽけな寂しさ。


なんかそう思うと
強くなったなと思う。



ふとした時にわきあがる
言葉にならない寂しさに
あの想いに、
耐えきれない夜を
何度も何度も何度も、
数え切れないくらい越えて、
今がある。



これからもそんな日を
更新していくんだと思う。


命ある限り。



今日もお母さんに会いたい、
話がしたい気持ちは変わらない。