シンガポールにホテルの建設ブームが始まったのが1970年
まだオーチャードには手つかずの空き地が点在していた時代だったので、次々と高層ホテルが建っていったのです
1970年 ヒルトンホテル
1971年 マンダリンホテル、シャングリラ、ハイヤット、ミンコート等
これによってオーチャードの景色が一変しただけでなく、
ショッピングストリートとしての街並みが整備されはじめたのです
●左側の空き地はニーアンシティが建設される予定地
これは1960年頃の地図です
緑の斜線のエリアは中国系移民たちの墓地があったのですが
1960年台中ごろには墓石は取り除かれて、雑草の生える丘陵になっていました
それが整地されて小路が敷かれたのは1970年で、少しずつ変化していきました
●道路の左側の建物がオープンして間が無い頃のマンダリンホテル(1971年頃)
上の写真に見える奥が西の方向になりますが、今のオーチャードからは想像も出来ない街並みですね
横断歩道で停止しているシトロエンDSのフォルムがやけに斬新に見えて1971年の景色とは思えない(笑)
この頃はまだオーチャードにプロムナードは無くて、歩く人影はまばらな時代でした(私はよく歩きましたが)
今や、この交差点は大勢の買い物客や観光客で賑わう場所になっていますね
(現在はコロナ禍で観光客は激減でしょうけど)