ビジネスリーダーのための文章講座、講師の相島淑美です。

 

IRとブランディングの打ち合わせ等でこの数日あわただしく、更新の間があいてしまいました。

 

あらためまして、ブランドストーリーの作り方について。

私はMBAで起業家ブランディングストーリーの構造と分析をテーマに修士論文を書きました。

ここでのポイントは、

 ハリウッドで人気の

「ヒーローが困難に直面し、乗り越え、どん底を経験するも最後勝利して報酬を得る」というストーリーは

 日本人消費者に対して本当に効果があるのか?

です。

 

結論からいってしまうと、必ずしも効果があるとは言えません。

 

つまり、日本人がどんな人・経緯に対して「いいね」と共感するか、「応援したい」と思うかは

アメリカ人とは異なるからです。

 

ただし、ある場面においては効果があります。

 

それは最初の最初、まず「注意を引く」段階。

 

「へぇ~!そうなんだ! すごいね!」

と思わせる効果は確かにあります。

 

ただ、それが持続するかというと・・・

 

残念ながら賞味期限は意外と早い。

 

この点を知らないでストーリーを作ってしまうと、非常にもったいないことになります。