ビジネスリーダーのための文章講座、講師の相島淑美です。
「教養講座」を主宰しているとはいえ
このブログでは「IR」についての質問のほうが
圧倒的に多いです(^^;
IRの目的は投資家様との関係構築・強化です。
適時開示もそのひとつ。
ですから
「開示しないといけない情報を
きまりにそって開示する」作業ではなく、
文章によって投資家様との関係をより強めるのだ、と
つねに考える必要があります。
自社の理念、沿革、ビジョン、ミッション、価値観、歴史、ブランド、姿勢・・
どういう表現であってもよいのですが、
そうした「文化」をしっかりと伝え、共感していただく。
そのうえで、会社の現状を正しく理解していただくこと。
会社の戦略や方向性、対応等に納得・共感し、
応援しようと思っていただくことが、ゴールです。
そしてその先には、投資家様への還元、ひいては社会貢献があります。
適時開示(IR)は、そうした大きなサイクルのひとつのパーツとして考えるべきだと
私はとらえています。
投資家様との関係を強化したいとなれば、
書く際に、こちらもその思いをしっかりと持たなければなりません。
あなたは、投資家様の気持を考えて書いていますか?