ビジネスリーダーのための文章講座、講師の相島淑美です。
株主様に対するコミュニケーション、適時開示(IR)情報について、
続きをお話させていただきます。
事実は同じであっても、書き方次第で株主様が受ける印象は全く変わります。
数字が悪かろうとよかろうと、(どんな数字であっても正直に出さなければなりません!)
株主様がどう思うかは、じつは文章次第。
では、どのように文章を組み立てるか、ですが、
まずひとつ言えるのは、
会社の事業戦略とのかかわりにフォーカスを当てること。
いちばんわかりやすいのは、
発表している事業計画の一部に関連付けることですね。
これによって、株主様は「計画が順調に進んでいる」と理解します。
とっても大事なことです!
が、じつはもっと重要なポイントがあります。
それは、「計画として発表されていない、会社としての〈経緯〉における意味づけ」です。
これが出来ているかどうかで納得感、説得力が全く変わるのです。