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10回目となる今回講師としてお招きしたのは地域医療振興協会の名郷直樹先生です

名郷先生とは2年前の春、地域医療振興協会が行ったエクスターンシップに参加させていただいた際に初めてお会いして、その後も何度かお話しさせていただく機会がありました

初めてお話しさせていただいた時から名郷先生の医療に対する考え方にはとても共感させていただくところが多く、是非仲間や後輩を含めた医学生に一度先生のお話を聴いて欲しいと思っていました

そんな念願が叶ったこの会ですが、まず前半は名郷先生の半生も振り返られながら本当に大事なことは何かを考えさせていただけるお話でした

「答えは副腎に求めよ」という、お話を伺う前にはさっぱり理解不能な副題でしたが、最後には参加者はそれぞれの中で答えの導き方を知るきっかけを得ていたように見受けられました

そして後半は名郷先生の医師人生に影響を与えたいくつかの論文の紹介とともに、まさに「マンガより論文を読みたくなる」ほどEBMの面白さを伝えていただきました

名郷先生のお話を伺っていていつも感じることは、先生ほどEBMを理解されておられる方でもそこから得られるものはいつも「白か黒か」ではなく「何となく」もしくは「わからないことがわかる」程度だということです

従って、答えを「白か黒か」で与えられることの多い僕ら学生はEBMの理解も未熟なまま現場に出ると、素人と同様の思考停止に陥った医療をしかねません

流れてくる膨大な量の情報を適切に評価し、真の大切なものを導きだすにはいつも「よくわからないことを自覚する」のが第一歩ではないでしょうか

名郷先生、本日も貴重なお話をありがとうございましたm(_ _ )m
p.s. 名郷先生は全くお酒は飲まれませんが、何故かいつも懇親会でのテンションは1.5倍増です


[場所] 東京医科大学西新宿キャンパス 第1研究教育棟4階 第2講堂
[参加メンバー] 児玉、東邑、藤巻、松本、石上、大谷、山口、天本、新名
こだま