7回目となる今回は「血」と「補血」について教えて頂きました

「血」は「気」や「津液」と並んで漢方の基本物質であり、全身に栄養や潤いを供給するとともに、精神活動も司るものです

そんな「血」が不足した病態「血虚」の治療が「補血」ですが、「気は血を生じる」、「気は血をめぐらせる」という言葉もあるほど「血」と「気」は密接な関係にあるため、「血」を補う際には同時に「気」も補うことが多いそうです

従って「補血剤」の代表である「十全大補湯」も純粋な「補血剤」である「四物湯」に「補気剤」である「四君子湯」を加えた構成がベースとなっています

このように漢方の方剤の構成生薬はそれぞれに加えられた理由があるため、理解できた時はとても楽しいです

矢数先生、本日も貴重なお話をありがとうございましたm(_ _ )m
[場所] 卒後臨床研修センター 研修室1
[参加メンバー] 児玉、松本、稲岡、河野、斉藤、久松
こだま