6回目となる今回のテーマは便秘で、講師を務めてくださったのは西洋サイドが総合診療科の遠井敬大先生、東洋サイドが麻酔科の矢数芳英先生です

まず、西洋サイドでは、大学では学ぶ機会はほとんど無いにも関わらず、臨床の現場で診る主訴としてはかなり頻度の高い「便秘」について、診断におけるpitfallと治療薬などを教えていただきました

「便秘」をあくまで除外診断であり、画像などで安易に診断しないことが大切だということなど、便秘診療の心得を学ばせていただきました

そして、続いて行われた東洋サイドでは「便秘」の症状をいくつかに分類し、それぞれに有効な方剤を初心者にもわかりやすく解説していただきました

「大黄」、「芒硝」、「麻子仁」といった漢方の代表的な下剤について基原や効能を写真も交えて、初心者にも分かりやすいように紹介してくださいました

緊急性のある疾患を的確に除外しつつ、患者の訴えには漢方薬で柔軟に応える、今回も臨床の現場ですぐに役立ちそうな情報が満載で大変勉強になりました

矢数先生、遠井先生、本日も貴重なお話をありがとうございましたm(_ _ )m
[場所] 本学西新宿キャンパス 第1研究教育棟4階 第2講堂
[参加メンバー] 多数
こだま