今回のテーマは「血流感染症」ということで、主に「感染性心内膜炎」と「カテーテル関連血流感染症(CRBSI)」についてのお話を伺うことができました

「感染性心内膜炎」に関しては、病態の説明から診断、治療のポイントまで詳細に教えていただきました

不明熱の重要な疾患としてよく鑑別に上がる「感染性心内膜炎」ですが、1時間かけて臨床的な視点からじっくり解説していただいたので理解を深めることができました

また、「CRBSI」に関しては、先日IDSAから8年ぶりに出されたガイドラインに基づく情報を提供していただきました

青木先生が4日間昼夜を問わず読破されたというこのガイドラインの情報量は膨大で、学生が付いていくのは困難な部分もありましたが、DTP(Differential Time to Positivity)が有用といった簡易な教科書には書かれていない臨床的なお話や、ガイドラインを文面通りに捉える際に起こるpitfallなどを教えていただき大変勉強になりました

学生の間はどうしても治療に対する関心が薄くなりがちで、レポートを書く際には古い教科書の知識をそのまま採用してしまうこともよくありますが、今のうちから世界のstandardを知ろうとするクセを付けておくのが大切ですね

青木先生、本日も貴重なお話をありがとうございましたm(_ _ )m
[場所] 東京医科大学病院 6階 臨床講堂
[参加メンバー] 猪原、上杉、加納、児玉、張、東邑、藤巻、藤巻、大友
こだま