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講師を務めてくださったのは名古屋第二赤十字病院 救急・総合内科部長であられる野口善令先生です

この会は、野口先生と先日の亀井道場で初めてお会いした際にお願いしたことで実現しました

野口先生といえば、昨年出版された『誰も教えてくれなかった診断学』の著者であられるということで、今回も本にそった内容でレクチャーしていただきました

誰も教えてくれなかった診断学―患者の言葉から診断仮説をどう作るか/野口 善令

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まず、最初に鑑別診断の「カードの作り方」、そして続いて「検査の性能」なども絡めてカードから診断へ導く方法を教えていただきました

学生から指導医クラスまで様々なレベルの参加者が混在する中で、診断の過程を一緒に考えさせていただけたことは大変勉強になりました

また、後半は「もう一つの診断法」として『snap diagnosis』についてもお話いただきました

参加者からは「医師何年目になったらsnap diagnosisで診断してよいのか」といった実践的な質問も出るなど、生のレクチャーならではの醍醐味も随所にみられました

今回のレクチャーに参加して、多くの学生がその診断の過程を「自然に」感じているように思えたのですが、それは従来より多くの著名な先生方が同様の過程で診断され、またそれを「言語化」された野口先生の著書が各地で引用されているからでしょう

卒前教育からこの本の考え方が浸透していけば、臨床の現場で「とりあえずの検査」が減っていく日も近いかもしれません

今回のレクチャーでは野口先生の診断に対する真摯な姿勢も然ることながら、参加者への丁寧な受け答えから先生の教育に対する熱い思いがとても伝わってきました

野口先生、本日は楽しいレクチャーをありがとうございましたm(_ _ )m
[場所] 東京医科大学西新宿キャンパス 第1研究教育棟4階 第2講堂
[参加メンバー] 加納、加藤、菊野、児玉、中野、藤巻、松本、大谷、山口
こだま