『胸部写真の読み方と楽しみ方』@日本医大 | DOCS日記

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本日は日本医科大学病院で行われた『胸部写真の読み方と楽しみ方』に参加してきましたヾ(@°▽°@)ノ

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講師を務められたのはケアネットにも出演されている現邦大学医療センター大橋病院放射線科の佐藤雅史先生ですお月様

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佐藤先生といえば、ご自身のケアネットDVDや著書で、胸部写真の読影法である『小三J読影法』を紹介されており、今回もそのお話を伺えるのを大変楽しみにしていました音譜

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『小三J読影法』とは佐藤先生が考案された、一般医が胸部単純写真を見落としを少なく、素早く読影するための視線の動かし方です目

『胸部単純写真』の読影は放射線科医の間でも、「最も奥が深い」もので、専門医であっても見落としを0にすることは出来ないそうですが、画像診断で最も重要なのはそれぞれの医師が自分の能力すなわち『基準値』を自覚することだそうですひらめき電球

医師が自分の基準値を高く見積もれば、それは見落としを放置して患者のアウトカムを悪化させ、また、低く見積もれば、コンサルトした医師のコメントをそのまま上級医に提示するなど、周りの医師および患者に不要な労力を強いる可能性があるため、どちらも問題だそうですあせる

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そこで、佐藤先生が一般医に勧めるのは、『小三J読影法』のような一貫した方法を用いて、短い期間でも優秀な放射線医のもとでひたすら写真を読むという研修を積み、自分の基準値を高めることだと仰られていましたヒヨコ

また、最後には写真と同等に病歴も重視されるという佐藤先生による、「水気胸+好酸球増多=宮崎肺吸虫症」といった放射線科医版snap diagnosisのようなものも教えていただくことが出来ましたアップ

佐藤先生、本日は貴重なお話をありがとうございましたm(_ _ )m

[場所] 日本医科大学病院
[参加メンバー] 児玉

こだま