『亀井道場 〜井出広幸先生編〜』 | DOCS日記

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1月24、25日は名古屋の亀井内科で行われた亀井道場に参加してきました(≧▽≦)

今回の講師を務められたのは神奈川県にある信愛クリニックの院長であられる井出広幸先生で、テーマは『PIPC』に関してでしたドキドキ

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『PIPC』とは『Psychiatry in Primary Care』の略で、「内科医が自分なりにかつ妥当に精神科的な対応ができるようになるための教育訓練システム」を普及させるために、米国の内科、精神科医であられるRobert. K. Schneiderという先生が始められたものだそうですわんわん

そして、その『PIPC』をACP(米国内科学会)内で受講された井出先生が感銘を受けられ、Schneider先生より直接、日本における展開の許可をいただいたそうですひらめき電球

僕自身、精神的な原因で内科の外来を訪れる患者さんが多いことを聞いてはいましたが、実際に開業されている井出先生の外来も半数以上は『心療』を必要とする患者さんであり、また、そんな『軽い精神疾患』の患者さんは精神科専門医が診るような『重い精神疾患』の患者さんと比べて、少ない治療薬が劇的に効くケースも多いそうです目

尚、そんな『PIPC』を、今回は全国的に開催されているという『PIPCベーシックコース』を元に、学生の参加者も多い『亀井道場』のために『学生用PIPC』として教えていただきました音譜

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まず、一日目は「PIPCの紹介」とともに、「心療のすすめ」といったPIPCの『在り方』に関するお話や、「長い話の止め方」などPIPCを実践するためのtipsを数多く教えていただきましたメモ

一日目のレクチャーを通して参加者は、『軽い精神疾患』の患者さんを診るのは『精神科医』ではなく『自分自身』の仕事であり、もちろんpitfallも十分理解して上で、『心療』にあたっていいということを学びましたアップ

そして、二日目には具体的に、頻度の多い精神疾患に対する病歴聴取の方法や治療法まで教えていただき、精神疾患に関する理解が深まりましたペンギン

また、随所に盛り込まれた『目隠し』や『おはじき』を使ったミニゲームでは治療の対象として患者さんの『心』を扱うことの難しさを学ばせていただきましたあせる

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今回のレクチャーでは井出先生の実体験にまつわるたくさんのエピソードに加えて、すぐに使える『問診シナリオ』など、とても実践的なtoolを提供していただけたので、ベッドサイドなどで機会を見つけたらすぐに実践したい気持ちになりましたキラキラ

これからも井出先生のvitality溢れるトークとともに全国に広まっていくであろう『PIPC』から目が離せません!!

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井出先生、この度は貴重なお話しをありがとうございましたm(_ _ )m
そして、亀井先生、この度も貴重な場を提供していただきましてありがとうございましたm(u_u)m

[場所] エスエル医療グループ亀井内科・呼吸器科
[参加メンバー] 児玉

こだま