『DMAT』とは『Disaster Medical Assistance Team』の略で、「災害の急性期(概ね48時間以内)に活動できる機動性を持った、専門的な訓練を受けた災害派遣医療チーム」のことです

今回の研修は講師55名、受講者60名の規模で月曜日~木曜日までの4日間を1コースとして行われました

受講者は医師、看護師、そして災害時に調整員として後方支援を行う様々な職種(事務、薬剤師、放射線技師など)からなり、バランスよく8チームに分けられていました

第1日目は午前中はまず『DMAT』に関する総論的な講義が中心で、受講者は経験豊富なインストラクターによって語られる災害時に必要な知識や心得に耳を傾けていました

また、午後には実際の災害を想定したシミュレーションが行われ、受講者はグループ毎に、「災害現場における連携」や「トリアージ」などに関して頭を働かせながらディスカッションしました

そして、最終日となる第4日目は陸上自衛隊立川駐屯地でのヘリを使った「患者空輸訓練」および広域搬送の救護基地である『SCU(Staging Care Unit)』を想定した「実戦訓練」が行われました

僕らは主にSCUでの模擬患者をやらせていただいたのですが、受講者は4日間の集大成ともいえるこの訓練に将に知力と体力を振り絞って臨んでいました

今回は2日しか参加出来なかったので本プログラムの全容を把握出来た訳ではありませんが、阪神大震災以降その必要性が叫ばれ続け、近年急速に整備されてきている日本の『災害医療』の現状を少し垣間みれた気がします

また、年間約8回以上のハイペースで開催される本プログラムが、多忙な業務の傍ら尽力されているインストラクターの先生方や、そして何より同じ学生の立場として、国士舘大学と杏林大学の学生の方々の存在無くしては語れないものであることを知れたのが何よりの収穫でした

百ちゃん、そして黒河内くん、この度は貴重な場にお誘いいただきましてありがとうございましたm(_ _ )m
[場所] 災害医療センター
[参加メンバー] 児玉