今回の亀井道場の講師は13日が藤田保健衛生大学の山中克郎先生、14日が名古屋第二赤十字病院の野口善令先生でした

まず13日の山中先生のレクチャーは6月に本学でもお話しいただいた『Snap Diagnosis』に関するものでした

ERマガジン第5巻第3号/岩田充永/山中克郎

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レクチャーは終始、学生が発言し易いようアットホームな雰囲気で進行し、参加者は病歴と所見から次々と疾患を診断していく『一発診断クイズ』を楽しませていただきました

また、最後には比叡山の千日回峰行のお話まで飛び出し、山中先生のユニークな人柄に引き込まれながら、総合医を楽しく続けるコツなどを伺うことが出来ました

そして、14日の野口先生のレクチャーでは一つの症例をじっくり考えながら『診断学』の基礎を教えていただきました

レクチャーでは野口先生の著書『誰も教えてくれなかった診断学』にそって『Critical』、『Common』な疾患の鑑別を小グループでディスカッションしながら診断に至る過程を楽しみました

誰も教えてくれなかった診断学―患者の言葉から診断仮説をどう作るか/野口 善令

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今までベテランの臨床医の先生方が用いられていた診断の過程を、『カード』という表現を用いて見事に文章化された先生のレクチャーはとてもわかりやすく、大変勉強になりました

この本の考え方が、ベテラン、若手を含む全ての臨床医に共通のものとなれば、全国のカンファレンスが研修医および我々学生にとってより充実した学びの場となるのではないでしょうか

という訳で、今回の亀井道場は二日間で二種類の『診断』法を楽しませていただくことが出来ました

山中先生、野口先生、この度は貴重なお話をありがとうございました
m(_ _ )m
そして、亀井先生、この度も貴重な場を提供していただきましてありがとうございましたm(u_u)m
[場所] エスエル医療グループ亀井内科・呼吸器科
[参加メンバー] 上杉、児玉
こだま